スーパークリアなアーカンソークォーツ。
透明度もすごいですが、大きく開いたダイヤモンドウィンドウが素晴らしく、メタフィジカルな示唆に富んだクォーツです。
まるで磨いたように平らな大きなファセット。
成長丘が出ている面もあります。
背面はなだらかな浸食を受けたようで、それが再結晶しているように見えます。
こちらはOcus Stanley Museum所蔵品で、オールドストックになります。
鉱山名が付いた美術館で展示されていたものでしょうか。
美術館展示物なので一級品だと思います。
アーカンソークォーツでこんない大きく開いたダイヤモンドウィンドウはちょっと見ないので、昔はこういうクォーツが産出していたのかもしれません。
出所を明記したバイヤーの標本ラベルを添付いたします。
ダイヤモンドウィンドウの下にタイムリンクのようなx面があり、点のグリフが入って、モンドクォーツっぽい雰囲気もあります。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
66x30x27mm
73g
Ocus Stanlery's Mine, Fisher Mountain, Mt Lda, Montgomery Co., Arkansas, USA
Ocus Stanley(Stanley Museum)所蔵品
水晶には様々な形態とそれに対する解釈があり、とても奥深い鉱物です。産地による違い、ファセット面や形状に対する形而上学的な意味づけ、シンボルやグリフの意味など鉱物学的にもスピリチュアル的にも多くの発見や解釈が現在進行形で進んでいる稀な鉱物と言えるでしょう。水晶には時計など産業にも使用され、振動を伝えエネルギーを記憶する機能もあるため、古代の叡智や地殻変動、宇宙からの緩衝など地球の歴史の記録媒体としても注目される理由でもあります。
アーカンソー州で採掘されるアーカンソー・クォーツはアーカンソー州の中央からほぼ州全体に産地があります。透明度が高く雪のようなピュアな白さで、バーナクルが付着した水晶がよく見られます。
みずみずしさと柔らかさ、そして清廉さも併せ持ったアーカンソーの水晶。どことなくレムリアからアトランティスの流れを感じさせるような所があります。ワイルドな北米大陸にこんな繊細な水晶が発掘されるのが不思議です。雪が積もる北部ならともかく、明るい南部ですからねえ...。イメージと全然合わないです。
アーカンソークォーツはアトランティス文明のヒントを与えてくれる水晶で、元々メタフィジ要素が強い水晶です。大きなダイヤモンドウィンドウのようなこちらの意識のゲートを開いてくれる水晶が出ているのも不思議ではないかもしれません。
大きなゲートを眺めていると、こういう大きなダイヤモンドウィンドウの水晶が現れる時、人の意識の世界でも扉が開く何かが起こっているのかなあと思います。石の登場はサインで、私たちの意識にシンクロしてやって来ているのかもしれません。
そういえば、こちらの石と出会ったのはちょうど一年前の5月で、コロナ禍で初めてロックダウンされた時でした。この石が来るまでアーカンソークォーツとアトランティス文明との関係について考えたことはなかったので、思えば私の意識を開いてくれたのもこの石かもしれません。