ディアマンティーナのシンギングクリスタル。
激しい蝕像がクリスタルの半面を覆っています。
そのせいでしょうか、こちらは鈴のようによくなるクォーツで、ほとんど楽器のようです。
ダブルターミネーションの蝕像のシンギングクリスタル。
透明感が素晴らしく、音の鳴りもとてもにぎやかなので、思わず連れて帰った一品です。
このタイプのシンギングクリスタルは私も持っているのですが、シンギングクリスタルを見つけると手放せなくなります。
水晶の音色は水晶の癒しの中でも一番ダイレクトでわかりやすい癒しの方法だと思います。
照りも蝕像の感じもとてもフェミニンで、画像よりも実物の方がよいと思います(^^ゞ
蝕像はよく見るとグリフの連鎖になっています。
切り込みの入るカテドラルっぽさや、柱面を覆うグリフなど、シンギングの音色だけでなく見所もたくさんです。
レーザークォーツの産地でもあるディアマンティーナですが、シンギングクリスタルの産地でもあります。
グリフが視覚で潜在意識に訴えるなら、シンギングクリスタルは聴覚で意識を刺激します。
シンギングクリスタルの音の波動はまるで音叉のように澄んだ癒しの響き。
石自体がエネルギー体として優れたヒーリングの力を持っている、存在であるという証です。
Laser Quartz, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
121x19x9mm
36g
Diamantina, Minas Gerais, Brazil
ディアマンティーナは、レムリアンシードも産出しているようなのですが、レーザークォーツの産地として有名です。ブラジルのレーザークォーツといえばディアマンティーナ産がほとんど。透明度が高く、細く鋭いですが、すりガラスのような表面は、レムリアンシードっぽさもあります。
またディアマンティーナは雷水晶の産地でもあり、大昔にこのエリアにたくさんの雷が落ちていたとか。レーザークォーツのライトニングクォーツもあり、ディアマンティーナは「雷」や「レーザー」といった光の攻撃を意味する示唆に溢れています。
水晶は成長するにつれ、長く太くなって行くので、レーザークォーツのように細いまま長く成長するのは特殊な環境下であったと言われています。
ディアマンティーナは雷水晶の産地でもあるので、エッチドクォーツも雷の影響もあるのかな?と思います。中々激しい成長環境で、エッチドのような浸食を避けたりするために、レーザークォーツのように細長く伸びたりしたのでしょうか。雷による熱の高温で大地が温まり、透明度が高く硬質な水晶が生まれる要因になった可能性もあるかもしれません。蝕像は熱水によって起こるとも言われています。
エッチドクォーツは水晶の彫刻家です。水晶の持つ光の強さを浸食によって切り刻まれた表面によって立体的に映し出してくれます。熱水による蝕像はただれたようになると思うので、こちらのようにジグザグした階段状に刻まれるのは、少し違う気もします。浸食の影響を受けながら、再結晶しているのかもしれません。それだけ成長力の強い水晶なのかもしれません。