瑪瑙の周囲にクォーツが形成されたソーラークォーツ
こちらは核がアゲートになっている独特の紋様があるタイプ
周辺が研磨されているルースタイプ
アナンダライトの白さとモスアゲートのようなグリーンが神秘的。
勾玉のような渦巻状のデザインは、力やエネルギーを表した原始的なシンボルのようです。
ルース周辺は半透明で、白さと透明感が際立ちます。
太陽光だと白飛びしてしまうので、少し暗い画像になりますが、白さがとても美しく気品のあるルースです。
太陽の力が強くなる真夏にぴったりな石ですね。
独特の渦を巻くようなエネルギーを感じさせるインドの石。
ソーラークォーツが発掘されるデカン高原は、太古の地球でデカン・トラップと呼ばれる巨大な噴火活動があったエリア。
特殊なクォーツや鉱物が発見されるのもわかります。
SOLAR QUARTZ
36x27x07mm
53cts./10.6g
インド産
ソーラークォーツは瑪瑙の周辺が石英化(クォーツ化)した石と言われていますが、アナンダライトという鉱物の中心部分をカットしたとも言われています。アナンダライトは別名レインボークォーツとも呼ばれ、虹がよく表れる白いクォーツで、インドのデカン高原のアジャンタ石窟群からのみ発掘されるそうです。
また、中心部分の白く結晶しているものは鍾乳石(Stalactite)やホワイトエクリプスとも呼ばれています。まだまだ未解明な部分が多いため学術的な情報がなく、いろんな呼び名があるようですが、一般的にソーラークォーツとして流通しています。
最近ではウルグアイで「ウルグアイ・スタラクタイト」と呼ばれるよく似た石が発見されています。
こちらはアメジストの一種です。
ロマンチックな白い結晶を持つソーラークォーツ。雪のように見える結晶ですが、太陽のように丸く中心部から放射状に広がり光によく透けるため、ソーラークォーツと名付けられています。
巨大な雹を真っ二つに割るとソーラークォーツによく似た結晶が入っています。地中で形成されるソーラークォーツと大気中で形成される雹の結晶が同じ形をしているのはとても面白いと思います。
また、幾重にも広がった年輪の輪は、どこか惑星のように見えるのも不思議。砂糖菓子のように甘い輝きを見せるソーラークォーツ。近年ウルグアイ・スタラクタイトの発見でソーラークォーツにはメタフィジックなメッセージがあるように思います。雪のような白さと結晶を持ちながら、太陽がよく似あう石で初夏になると気になって来ます。暑い季節がよく似あいます。
ソーラークォーツの白やクリアは高次のチャクラと呼ばれる頭頂のさらに上のチャクラに作用すると思われます。まるで雲のような太陽のようなシンボルは天上の領域にふさわしい輝きです。