マラウィ産のスモーキークォーツ
思えば開店早々に入荷した数少ない原石の中に、マラウィ産のスモーキークォーツがありました。
私にとってはスモーキークォーツは憧れで、透明な水晶よりも価値が高いと思っていた時期もありました。
実際スモーキークォーツは隠れた人気が高い気がします。
ゴージャスですからね〜
見事なファントムが現れたこちらのスモーキークォーツ。
エリジンも共生しており、柱面には様々なグリフが現れています。
モンドクォーツのようなスモーキークォーツで、アフリカのクォーツは現地の現状とは裏腹にとても文明的な近未来的なビジョンがあります。
照り照りでつややかな表面。
このクオリティでこの大きさは珍しいと思います。
2019年の入荷ですが、New foundだそうです。
Smoky Quarz, Aegirine
91x47x23mm
64g
Mulanje, Malawi
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。マラウィやナミビアなどアフリカには良質なスモーキークォーツの産地があります。マラウィはエジリンの産地でスモーキークォーツと共生しているものもあります。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
鉱物は大きく分けて、肉体や感情に働きかける地球派な石と、精神や直感に働きかける宇宙派な石があると思います。地球派はグラウンディングをもたらし、宇宙派はイマジネーションをもたらしてくれます。首から下のボディのチャクラは前者、首から上の頭部のチャクラは後者に当たると思います。スモーキークォーツのアーシーなエネルギーは地球派代表といったところでしょうか。透明なクリスタルが精神や見えない世界の入り口のような石であるのに対し、スモーキークォーツはより地球や生命といったものを理解することを助けてくれる気がします。
滋賀県のようにマラウィ湖を囲むように出来たマラウィは、アフリカの大地溝帯上に位置する国で、マラウィ湖が大地溝帯の亀裂によって出来た産物です。いずれこの辺りは大地溝帯を境にアフリカから分裂すると予測されており、今も活発に地殻の活動があるエリアと言えます。地球の息吹が感じられる貴重な場所だと言えましょう。