ブルークォーツのヘキサゴン。
ブルークォーツという曖昧な名前ですが、成分はデュモルチェライトやブルーアベンチュリン、ソーダライトなどいろいろ言われています。
鑑別に出しても青い石英としか出ないと聞いた覚えがあります。
レムリアンルーツクォーツが出るバイーア産。
産地をチェックすると、デュモルチェライトの産地なので、デュモルチェライトなのかなと思います。
星屑のような鮮やかなブルーがロマンチックで、とても強く魅かれてしまいました。
クォーツなので、表面はとても滑らかに研磨されていて、青味の成分もクォーツの中でレイヤーになっています。
さざ波のように流れるデュモルチェライトのブルーが、冷静さと落ち着きを取り戻してくれます。
青い成分がデュモルチェライトととなると、こちらはデュモルチェライト・イン・クォーツのポリッシュになりますね。
デュモルチェライトのブルーが好きな人にオススメです。
Blue Quartz, Dumortierite in Quartz
66x57x23mm
128g
Boquira, Bahia, Brazil
ラピスラズリよりも濃い青と言われるデュモルチェライト。原石はラピスラズリのような青い石ですが、クォーツの中で結晶化したものが大変美しく、宝石のような価値があります。上質な物はブラジルやマダガスカルなど産地が限られています。名前は発見者のフランス人科学者デュモルティエから来ているそうですが、もっとシンプルな名前の人に発見して欲しかったですね。
思慮の石と呼ばれ、知能や思考に関して作用する石と言われています。集中力や記憶力など、思考や知能を必要とする力に働きかけます。
思慮の石と呼ばれるデュモルチェライトがクォーツの中にあると、「内面に誘いかける石」という印象があります。クォーツの中できらめくデュモルチェライトを注意深く覗き込むように、自分の内面や心の奥に意識や気持ちを引き連れて行くのかもしれません。その力はデュモルチェライト単独よりも、覗きこまないと見ることが出来ないデュモルチェライトインクォーツの方が更に強い力を持っているように思います。この石が私たちを魅了してやまないのも、内面へと誘う力が並はずれて強いのでしょう。
水晶の結晶の形をした六角形のポリッシュ。この形はなんだろうなあと思って眺めていると、エネルギーが回転している形なのかなと思いました。同じようなシンボルに卍がありますが、たとえばネジのボルトの穴も六角形だったりします。回転してエネルギーを生み出す、もしくは台風のように破壊する。大きな力を意味する創造的なシンボルなのかもしれません。
青いのでダビデの星を思い出したのですが、この石だけ六角形に研磨されたのも色のせいもあるかもしれません。聖書やカソリックはシンボリズムに溢れています。