エリスライトの母岩付き結晶。
小さな結晶が素晴らしいですが、ヒーリング用に大きめで色味が素晴らしいものがないかなと思っていたら、運よく手に入りました。
モロッコ産のエリスライトは母岩付きで発掘されていてもう少し灰色をしているのですが、こちらは青味がかっていて、母岩の色もとても美しく、エリスライトのコントラストが素晴らしいと思います。
エリスライトはコバルトの二次鉱物なので、コバルトの青の影響なのでしょうか?
ザクザクとしたエリスライトの結晶がよく見えます。
クリスマスカラーのエリスライト。
少し早めに寒くなった今年は、もう冬がやって来そうです。
冬の夜にぴったりな、まるで松明のような赤い輝きです。
Erythrite(コバルト華)
51x48x22mm
49g
Bou Azzer, Morocco
エリスライトはコバルト鉱の分解によって生じる二次鉱物で、コバルト華と呼ばれています。コバルト華と呼ばれるのは、エリスライトがある所にコバルトがあるからで、コバルトは工業製品の製造に欠かせない重要な鉱物であり、その資源を巡って多くのトラブルを引き起こす紛争鉱物でもあります。コバルトはリチウムイオン電池の原材料です。
エリスライトは、不調和を改善する力があると言われ、相反する性質を持つ人が持つとよいと言われているそうです。そのようなタイプの人に適応力を与えると言われています。
本当はクリスマスに合わせて早く出すつもりでしたが、暖冬のせいで?中々冬らしくなりません。12月はユーディアライトやエリスライトのような濃く暗い赤色であるエンジ色をイメージする季節。クリスマスカラーでもありますが、エリスライトのことを考えていたら、この石は私たちの中にある民族的な傷や痛みのイメージにシンクロするのかもしれないと思いました。
エリスライトの刃のような鋭い結晶がまるで流血の中に刺のように生えています。私たちの魂は過去世の戦争や闘いによる傷や記憶を抱えていると思います。エリスライトは私たちが持つ戦争や争いで受けた傷に訴えかけて来るものがあると思います。私たちの体が持っている痛みの記憶に働きかけて来るような気がします。
エリスライトがコバルトの二次鉱物で、コバルトが紛争鉱物であることも関係しているかもしれません。真っ直ぐな結晶が縦と横に交わると十字のように見えます。