パキスタン産のスモーキーカテドラル。
ブラックトルマリンだけでなく、ミニクラスター付きです。
少しアメジストが入ったスモーキーグレーなクォーツで、表面にシリカ?が滲み出ています。
乾燥すると出て来るようで、オイルで保湿すると数か月透明になります。
こちらは9月からずっと塗布していない状態です。
まだ生きている水晶なのです。
この変化について
ブログで考察しています。
とても形のよいスモーキーのカテドラル。
しかも小さな黒い粒はトルマリンです。
水晶や鉱物の産地として有名なパキスタンのスカルドゥ。
ロンドゥクォーツの産地はスカルドゥと同じ山並みにあり、50km程しか離れていません。
こちらのスモーキークォーツはロンドゥクォーツと同時に入荷し、後から調べてみると産地も近くて驚きました。
採掘された時期も近いと思います。
ロンドゥクォーツのスモーキー部分とよく似た色味で、ロンドゥクォーツのように表面に白い成分が結晶化します。
同じ造山活動によって生まれたのではないかなあと思います。
スモーキークォーツなのですが、私には薄っすらとアメジストが入っているように見えます。
どれもカテドラルの形が美しく、ただの石とは思えない不思議な佇まいがあります。
バーコードのようなデジタルな隆起があるかと思えば、白くザラザラした原石のワイルドな生命力もあり。
底面もしっかりとセルフヒールドされていて、手に馴染みやすい形をしています。
表面はしっとりとしてて独特のシルキーさがあり、ロンドゥクォーツと似た肌ざわりです。
Smoky Quartz
102x56x48mm
264g
Skardu, Pakistan
2021年春にパキスタンのギルギット・バルチスタン州のRoundu地区で発見されたロンドゥクォーツ。ヒマラヤ山脈の西端のラダック地方で産出された新種の水晶です。スモーキークォーツの産地のスカルドゥはそこから北に50kmほど登った同じ山並みにあり、水晶の性質もロンドゥクォーツとよく似た部分があります。
この地域は褶曲と言って大陸の衝突により地層がシワのように折り重なって出来ています。ロンドゥクォーツやスカルドゥのスモーキークォーツも、古い地層からの産出も考えられます。
カテドラルクォーツは「宇宙のコンピューター」と言われていますが、意識体のような独特の存在感と知性を感じさせます。スモーキークォーツやアメジストは放射線の影響もあるので、さらにエネルギーが追加された感じです。
パキスタン北部のスカルドゥはヒマラヤ山脈地帯の西側で、大陸との衝突により激しい歪みが生じたエリア。またお隣のバングラデシュの独立は今年最大のニュースでもありました。
カテドラルはレアというわけじゃないですが、出会うとインパクトがあります。そんなカテドラルクォーツがまとまって産出され、今回ご縁があって入荷したのは、それなりに意味があることだったのかもしれません。
ロンドゥクォーツもこちらのスモーキークォーツも、スモーキーの中に淡いアメジストを含んでいるのがとても印象的です。アメジストは頭頂のチャクラ、スモーキーは大地のチャクラと呼ばれる足裏を司り、スモーキーとアメジストの組み合わせは体の一番下と上をカバーしていることになります。上と下の極を象徴し、グラウンディングやセンタリングによいかもしれません。