ブルガリア産のガレーナ入りのクローライト・クォーツ・クラスター。
クォーツのクラスターなのですが、クローライトの塊にクォーツのポイントがにょきにょき群生している感じです。
ブルガリアの鉱物資源といえば、マダン鉱山。
ここは金鉱石などの産地ですが、クォーツのような副産物も豊富です。
パイライトやガレーナのような鉄鉱石とクォーツ、ロードクロサイトやカルサイトとクォーツの共生など
ダルネゴルスクや内モンゴルのようなユーラシアの反対側と共通点が多いメタフィジカルな産地です。
ウニのようなイガイガな感じは、何だかゴジラのようなジオラマ感があります。
メンズが好きな形かもしれませんね。
石に関して性差を意識することはあまりないのですが、「女性的」な石を選びがちな半面、「男性的」な石や形状もあるのだと思います。
クローライトが塊状なので、ヒーリング要素も満載。
ヒマラヤ水晶やアルプス水晶にクローライトの塊と水晶の共生は見られますが、ブルガリア産にもありました。
クローライト&水晶のコンビはそこにあるだけで森のような清涼感。
天然のヒーリング鉱物です。
画像では軽く小さく見えますが、鉱物標本にしては大きさはある方だと思います。
しっかりした塊状のクラスターです。
ちなみにガレーナは
こちらにも2点ありまして、米国産ですがとってもカッコイイ石です。
Chlorite, Quartz, Garena(緑簾石、水晶、ガレーナ)
55x48x29mm
37g
Madan Ore Field, Bulgaria
ブルガリアのマダン鉱山は水晶クラスターの産地で、パイライトと共生した水晶が採れます。すでに閉山されているという噂もあります。カルサイトやパイライトなどと共生し、アーティスティックで幻想的なクラスターが発見されています。
水晶とよく共生するクローライト。緑色や暗緑色のものが多いため、クォーツに青味を加えるのは中々珍しいかもしれません。パイライトやスファレライトなどのメタリックな輝きが華やかさを演出しています。クローライトは水晶ポイントの内部でファントムを形成する成分。水晶内部でイメージを形作る面白い鉱物ともいえます。強力なヒーリング作用があると言われるのは、スピリチュアルなエネルギーに反応する要素があるのかもしれません。
産地としても比較的珍しいブルガリア。珍しい産地の石はこちらの既成概念を覆してくれます。
ブルガリアは内モンゴルやロシアのダルネゴルスクとほぼ同緯度上にあります。この産地のいずれもクォーツにカルサイトが干渉したり、グリーンクォーツだったり、ヘマタイトやパイライトなどの鉄鉱類がクォーツに付着してたり、同じ鉱物の作用による水晶を産出しており、似た特徴を見せています。
内モンゴルやダルネゴルスクエリアはシリウスの時代を感じるエリアですが、植物を思わせるグリーンクォーツが産出されるのがシリウス的です。
シリウス文明はユーラシアにあったとも言われ、シリウスのエネルギーはユーラシア大陸に注がれたようですが、その東端がダルネゴルスクやかつての日本、西端はブルガリアなのかな?とも思います。