ブルガリア産のピンクマンガンカルサイトのミニクラスター。
ブルガリアのマダンで採れるピンクカルサイトは、カルサイトの柔らかみに淡いピンク色が重なって
やさしく包み込むような慈愛の響きがあります。
とっても小さいですが形の整ったクラスターに桜色のマンガンカルサイト。
フェミニンでとてもかわいいです。
黒く見えるのはガレーナやスファレライトなどのマダン鉱山の鉄鉱石系の鉱物だと思います。
カルサイトに微量のマンガンが含まれるためピンク色になります。
蛍光するのもマンガンの反応だそうです。
こちらはとても小さいため蛍光は期待しない方がよさそうです(^^ゞ
ブルガリア産のクォーツは共生鉱物に特徴があり、メタフィジ的にも注目しています。
カルサイト、ガレーナやヘマタイトなど鉄鉱石の干渉で、内モンゴルやロシアのダルネゴルスクと似た所があります。
この特徴は私の中でシリウス系のエネルギーとして判断するポイントになっています。
Mangano Calcite on Quartz(マンガン方解石)
19×18×24mm
5.8g
September mine, Rhodope Mountains, Madan ore field, South East Bulgaria
菱形の壁開性を持つカルサイト。薄い花びらのような結晶が何枚も重なって現れます。カルサイトは石英(クォーツ)と共に最もポピュラーな鉱物の一つで、鉄分が入ると金色やオレンジに、マンガンが入るとピンク色になります。同じくマンガンでピンク色になる菱マンガン鉱(ロードクロサイト)とピンクカルサイトは近い関係の鉱物でもあります。
カルサイトのカルはカルシウムや石灰を意味しますので、水に強くありません。また、カルサイトが粒状になった集合体は大理石(マーブル)になります。
体内の毒素の排出やカルシウムの吸収作用を助けると言われ、繁栄や成功、希望を表すとみなされています。
カルサイトは情緒の安定をもたらす石で、ピンク色のカルサイトは特に愛情面で力を発揮するようです。
カルサイトは菱形の結晶のものから本当に多様な結晶を持つ石で、どれも違う鉱物に見えてもおかしくないのに見慣れるとやはりどれもカルサイト・・・と思うのは気のせいでしょうか。その本質は受容や寛大さを表しているのかもしれません。J・ダウ女史によりますと、カルサイトはヒーリングの分野でとても大きな影響を与えており、イニシエーションや霊的な復活と繋がりがあるそうです。人生は変化の連続ですが意識レベルでは変化に対する恐れや抵抗が付きまとうものです。カルサイトは意識下で起こる変化への恐れや抵抗を緩和し、恐れなくても常に人(の意識)は変化していることを教え、受け入れることを促すそうです。
カルサイトの持つ受容性は、広大な意識のレベル、宇宙レベルの広がりを持つものだと思います。それはこの石が地球においてとても普遍的であるからだと思います。特別な石ではないからこそ、集合体としてよりパワフルであり、生き物の意識下に浸透しやすいのではないかと思います。惑星の一部になっている石こそより大きな惑星的な力を持っているのではないでしょうか。