アメリカはワシントン州産の両剣水晶。
薄っすらシトリンが入ったホワイトクォーツです。
ワシントン州でこんなに立派な水晶が採れるとは知りませんでしたが、両剣水晶の産地で、アメジストも採れるそうです。
フロスト状の白さが特徴です。
こちらも完成度の高い水晶ポイントで、片方がマルチターミネーションになっていて、母体から小さな水晶が成長しているブリッジ。
きれいな虹も入っています。
マルチターミネーションの方は中心がさらに再成長していて、セプターのような感じです。
ここの産地はセプタークォーツも採れます。
表面はざらざらとして繊細なレッジが入っていますが、中は透明度が高く艶や照りもあります。
薄っすらとシャンパンゴールドな輝きと白さが神秘的で、やさしい雰囲気。
妖精のような儚さとかわいらしさがあります。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
66x22x16mm
24g
Purple Hope#4 Claim, King County, Wahington, USA
水晶には様々な形態とそれに対する解釈があり、とても奥深い鉱物です。産地による違い、ファセット面や形状に対する形而上学的な意味づけ、シンボルやグリフの意味など鉱物学的にもスピリチュアル的にも多くの発見や解釈が現在進行形で進んでいる稀な鉱物と言えるでしょう。水晶には時計など産業にも使用され、振動を伝えエネルギーを記憶する機能もあるため、古代の叡智や地殻変動、宇宙からの緩衝など地球の歴史の記録媒体としても注目される理由でもあります。
ワシントン州のPurple Hope鉱山では、水晶やアメジストの産地だそうです。
ワシントン州でこんなにかわいらしい両剣水晶が採れるとは知りませんでした。産地はシアトルの近くで、太平洋側のロッキー山脈の北部にあたります。ワシントン州の水晶は意外な気がしましたが、ロッキー山脈の造山活動の賜物かもしれません。
マルチターミネーションだけでなく、突き出るように成長したミニポイントまで持つ個体。トップはまるで雪化粧のような帽子をかぶってて、どこかユーモラスで不思議な存在感のあるクォーツです。
水晶もアメジストも、世界各地で産出されますが、土地が違うと石も違うもの。これからも機会が許す限り、世界中の産地の水晶やアメジストをコレクトして行きたいと思います。その土地のエネルギーを鏡のよう表しているのが水晶だと思うからです。