ブラジルのバイーア産のレムリアン・ルーツクォーツです。
細長いつららのように成長し、ファセットも柱面も出来ているので、ポイントになる直前のようなルーツクォーツ。
ルーツクォーツのフレッシュでピュアな輝きを残しながら、面も形成されているポイント水晶。
レムリアンレッジも見えます。
セルフヒールド部分や剥離面のキーにはトライゴーニックのようなグリフが見られ、グリフで覆われた表皮のようにも見えます。
ポイントよりも輝きの強さが表に現れるルーツクォーツ
未完成のポイントや原石としてではなく、バイーア・レムリアンの輝きを最も伝える水晶だと思って頂ければ幸いです。
レムリアン・ルーツクォーツはレムリアンの水晶の発掘から出て来た母岩タイプのレムリアンクォーツ。
その形からレムリアン・ルーツクォーツと呼ばれています。
水晶が成長する母岩部分に当たる、もしくは水晶が六角形に結晶化していく前の形状とも言えます。
そのため他の水晶の干渉によると思われるザクザクとした階段状のすり鉢型のキーが入っている一方で、柱面が形成されつつあり、成長線のレムリアンレッジも生えています。
Lemurian Roots quartz, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
62x19x15mm
20g
Alegre mine, Bahia, Brazil
レムリアンシードはブラジルのミナスジェライス州のセラドカブラルが原産地です。その周辺にも同様のクリスタルが発掘されています。シード(種)のように母岩から離れ根を持たない状態で発見され、階段状の蝕像があるのが特徴です。ヒーラーによって古代レムリア文明の叡智が秘められているとリーディングされています。コロンビア、ロシアのクリスタルもあります。
ルーツクォーツは、レムリアンシードの鉱床のクラスターの根元に生えたポイントです。ブラジルの鉱床はとても巨大なため、クラスター群の根元にもポイントやそれに近い形の水晶があるのですが、ほとんどが不透明なのでピュアレイのような透明な石は稀です。
ミナスジェライス州北部のバイーア州アレグレ鉱山で発掘されています。レムリアンシードのレーザーの主産地であるディアマンティーナのあるエスピニャッソ山脈の北にあり、同じ鉱脈の可能性もあるようです。
詳しい解説をブログの方で書いています。
人類__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(1)
新しいレムリアン__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(2)
ライトボディ__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(3)
自由を求める性質_レムリアン・ルーツクォーツについての考察(4)
長い旅の終わり_レムリアン・ルーツクォーツについての考察(5)
ルーツクォーツは、クラスターのポイントの溝で生まれた、ポイントとして成長仕切れなかった水晶でもあると思います。ルーツクォーツのような大きなキーコードが入った水晶の原石は、水晶の透明度が高い他の産地でも発掘されているようです。ただほとんどが不透明なので、ルーツクォーツのようにまぶしい輝きを持つクリスタルが価値を認められ市場にリリースされるようになりました。