シャンデリアのような輝きが素晴らしい
クリアなヒマラヤ水晶のダブルターミネーション
コロンとしてますが、貫入もあり、カテドラルにもなっており
照り艶も美しく、一目で気に入りました。
一番大きなメインファセットには無数のレコードキーパー
立体になっているグランド・レコードキーパーもあります。
トライゴーニックも入っていますね。
大きな水玉模様のグリフもそこかしこに現れています。
何気に立派なx面もあり、見ていて飽きません。
柱面のレッジ(条線)も細かく、中央で分かれていますので、縦にも横にもカテドラル化が進んでおり、より一層強い輝きと内側から光を放っています。
Quartz Crystal(水晶、石英)
54x34x25mm
49g
Kull, Himachal Pradesh, India
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
透明度の高い水晶だけでなく、クローライトを含んだガーデンクォーツや酸化鉄を含んだピンククォーツも発掘されています。ボルテックス(渦)を巻いているクラスターなど珍しいクラスターもあります。
産地のガネーシュヒマールは、近郊の産地も含み、ネパールのTipling、Lapa、インドのパールヴァティ渓谷のマニラカンやマニハール産が主な産地です。
中でもマニハールは一大産地で、ヒマラヤ水晶の多くがマニハールで産出されています。
意外と?というのも変ですが、ヒマラヤ水晶には両県水晶が多く、完成度の高い水晶が産出されます。アイスクリスタルやセルフヒールド水晶も珍しくないので、成長力が高い産地なのかもしれません。ダメージや母岩から離れた剥離面もどんどん再成長し両県水晶やセルフヒールド水晶になって行くので、ヒマラヤ水晶の回復力や成長力、癒しの力は、エネルギー体として持ち主の私たちへも影響を与えてくれると思います。
ヒマラヤ水晶の高い透明は結晶する力の高さであり、浄化する癒しの力でもあります。冬の水のように澄んでいて冷たいヒマラヤ水晶は、心も体も疲れた時や回復したい時に強く欲するように思います。