鮮やかなターコイズブルーに岩肌のように細かいウェブ模様。
とても趣のあるチベット産のターコイズです。
形も定番ではないアンシンメトリーなカット
流れるようなラインを描いています。
表面もフラットではなく、模様が一番細かくなっている所が
一番高くなっています。
画像によっては少し青色が強く出ていますが鮮やかなターコイズブルーです。
形も模様も一風変わった個性的なチベタンターコイズ
縮緬のような細かさを持つデザインは圧巻です。
鮮やかな周辺のブルーも素晴らしいですが
中央に向かって濃くなっていくデザインのグラデーションが
よりこのルースのブルーを深くしているように見えます。
ターコイズやガラス瓶のようなブルーには
強い癒しの力があるのかもしれません。
南の島の海のようなトロピカルなシーブルー。
そんな色と共鳴しているのかもしれないです。
鉱物名___TIBET TURQUOISE
サイズ___35X21X06mm
重さ____32.3cts./6.4g
石の処理__トリートメント
原産地___チベット
ターコイズと人類の歴史の関わりは深く、およそ6000年以上前から現在のイランで産出されていたと言われます。古代エジプトやインカ文明の遺跡でもターコイズが発掘され、権力者たちに愛用されていたことがわかっています。大理石と同じく人類との関わりが最も古い鉱物のひとつでもあります。
ターコイズにはブルーやグリーンの石がありますが、鉄分が多いほどグリーンになります。
ターコイズの効用として、「旅の守護」が有名です。実際に移動中にターコイズが危険から身代わりになってくれたという話もあります。人生が一つの長い旅だとしたら、ターコイズは進学や転職、転居など、環境が激変する時期に持ち主の強い見方になってくれる力があるようです。
人類が昔から愛して止まないターコイズ。ターコイズのアクセサリーはいまだに強い人気があり、現代でも多くの人に愛されています。イランなどの中東では混じりけのないものほど価値が高いですが、一方でネイディブアメリカンのインディアン・ジュエリーのターコイズのように、アメリカではスパイダー柄のようなデザインがあるほど人気があります。
細かいスパイダー模様や深い緑色をしたターコイズはチベット産の代表的なもので、バラエティに富んだ石が多いです。カラッと晴れた青空のようなアメリカで採れるアリゾナ産の物やトルコ石の原点でもありイラン産などと比べると、湿度が多くてどちらかというと陰気が強いイメージです。ターコイズは男性的なエネルギーが強い石でもありますが、その中でチベタンターコイズは比較的女性的なエネルギーを帯びているように思います。
ターコイズは未来ではなく過去を象徴する石となりつつあるようです。この石を持つ意味は、辿って来た過去の道筋を知ることによって未来への道を知る。そんな意味があるのかもしれません。まるでビンテージのような佇まいのチベタン・ターコイズ。古びたアンティークのようなたたずまいは老人の用心深さと、清々しいブルーの色合いは若者の勇敢さを象徴しているように思います。