濃い紫色をしたレピドライト
パープル・レピドライトです。
濃い紫色をした少し珍しいレピドライト
オーストラリアで産出されます。
よく目にするレピドライトとは随分違いますが
雲母由来のキラキラした輝きとリチア雲母の原石に見られる
スミレ色のパープルです。
こちらは紫色が全面に濃く入っているタイプで
白さもまた一際際立っています。
硬度が低く安定性があまりないレピドライトですが
きれいにカットされ研磨されています。
雪のように白い成分も美しく、紫色とのコントラストが
大人びた雰囲気。
美しいスミレ色をしたレピドライト
バイオレットレピドライトと呼びたいくらいです。
鉱物名___Lepidorite(リチア雲母)
サイズ___21X17×5mm
重さ____18.9ct./3.7g
石の処理__非加熱
原産地___オーストラリア
雲母の一種で、花崗岩などと一緒に産出されます。含有するリチウムによって、ピンクや紫、白や灰色の石があります。原石は板状に薄く剥離するのが特徴です。レピドライトのルースも、カイヤナイトなどと同じ一定の方向にヒビが入りやすい劈開性がある石の一つです。
古来より「変革の石」と呼ばれ、そのような時期に身に着けていると大きな抵抗もなくすんなりと変わることができると言われています。心臓に作用し、筋肉の増強や安眠をもたらすとされています。
レピドライトは「変革の石」とされ、この石を持つことで変化の渦に巻き込まれたという話があります。しかも、変化の渦中にいながら、当人がそれほどストレスを感じないのが特徴で、逆に石の方がどんどん変化するといった具合です。持ち主の身代わりになって変化を受け止めてくれるのかもしれません。
ピンク色のレピドライトと随分違う結晶を持つ石。オーストラリアで産出されます。産地が限られているのか、あまり情報がなく、また従来のレピドライトと大分見かけが違うので初めはレピドライトだとわかりませんでした。
レピドライトはもとが剥がれやすい雲母のため、硬度が3前後しかなく研磨が難しいそうです。そのため産地が限定されているこちらのタイプはまだ新しく、市場に流出したばかりのようです。白い成分は長石のようです。
ピンク色のレピドライトよりも深く内面に働きかけると思います。「変革の石」の作用もより深い意識から起こるかもしれません。