六角柱の柱状の結晶を持つアクアマリンの性質が
よくわかる鉱物標本です。
正面にパイプオルガンのような柱状の結晶が連なっており
その後ろに氷山のように青く透明な原石が大部分を占めています。
反対側はモスコバイトの白雲母の結晶に覆われており
銀色の平たいプレート状の雲母の結晶が雪がきらめくように
キラキラと光っています。
南極の氷山を見ているかのような圧巻の一品です。
90gありますので見ごたえ十分です。
鉱物名___Aquamarine, Muscovite(白雲母)
サイズ___53×41×39mm
重さ____90g
原産地___SHIGAR VALLEY, SKARDU, BALTASITAN(パキスタン)
※ゆうパックで送料無料
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ベリル(緑柱石)の一種で透明な淡い青色のものから緑色のものまで、アクアマリンと呼ばれています。六角形の柱状の結晶を持ち、ガラス質で透明、半透明です。
原石や加工されたルースなど、瑞々しい青色を出すために加熱処理されたものが多いです。ラテン語の水を意味するAquaと海を意味するMarineから名づけられたように、海との関係が深い石で、古くはローマの船乗りたちが遭難防止のために身に着けていたと言われます。
幸せな結婚生活を象徴し、夫婦を和合させる力があると言われています。持つ人の精神をなだめ、傷ついた心を涙で洗うような強い癒しの効果があります。また、視力回復や目の不調を癒すとも言われています。
アクアマリンやラピスラズリ、ソーダライトやアウインなど青い石がこれでもかと採れるパキスタン北部はヒマラヤ山脈のお膝元で鉱物資源が豊富な場所です。乾燥が激しくむき出しになった土地から目を見張るような青い石が採れるのは緑豊かで潤いのある土地ですが鮮やかな石があまり採れない日本からするとなんとも皮肉に思えます。美しい石はまるで、土地が死んだ後に鉱物となって現れるような、砂漠地帯で油田が産出するように、乾いた土地で掘り起こされるように、陸上の自然が転化したものなのかなと思えて来ます。