宝石質のアズライトクリソコラ
ジェムシリカのルースです。
クリソコラのブルーグリーンの石に
シリカが染み込んで透明度が増し硬度も高くなった石です。
一般的なクリソコラよりも色鮮やかなブルーグリーンと
硬度が上がったため強化処理が必要ないことから貴重な石となっています。
クリソコラ由来のブルーグリーンが美しいルース
透明感があるのが特徴です。
画像だとクリソコラとの違いがわかりにくいかもしれませんが
こちらは光にかざすと透けます。
鮮やかで透明感溢れるジェムシリカ
海の中を覗いているような海の波を閉じ込めたような石。
こちらはもう一つのルースとペアになっています。
裏面下部が少しデコボコしています。
鉱物名___Gem slica -Azurite, Chrysocolla & Tenorite
サイズ___20X15X5mm
重さ____10.5cts./2.1g
石の処理__ナチュラル
原産地___アリゾナ州(アメリカ)
ジェムシリカはクリソコラやマラカイトに珪酸(シリカ)成分であるカルセドニーやクォーツが染み込んで強度が硬化されたものをいいます。カルセドニーが染み込んでいるものはクリアでアゲート質になります。クォーツ化したものはより硬度が高くなります。
それぞれ「クリソコラ・カルセドニー」「クリソコラ・クォーツ」などとも呼ばれ、ジェムシリカはその中でも宝石質の美しさを持つ特別な石を指します。
ジェムシリカはアリゾナやペルーなど現在のところアメリカ大陸でしか採取されていない希少石です。類似した天然石に同成分の複合石であるクォンタムクアトロシリカがあります。石の定義や解釈は発掘現場と流通市場によって異なることもあります。
これらの石はまだ新しく発見された鉱物なので、これからの時代の新しい役割や使命を担っているように思います。従ってそれがどのような役割なのかはこれから明らかになっていくことで、まだ未知の可能性を秘めている石です。この石の成分や石の定義が複雑なように、その役割や効能も多岐にわたりまだ解き明かされていないように思います。これからこの石の持ち主となる人の人生によって体現され検証されて行くのでしょう。
これまでターコイズが担っていた古い時代の役割がクリソコラに遷移していると言われており、その中でもジェムシリカは新しい地球の未来を率先して牽引している印象があります。そのような役割を担う魂のグループに求められ届けられて行くようです。
ジェムシリカは現在の所ペルーやアメリカのアリゾナ産に限られており、カリブ海を挟んで環太平洋造山帯に位置します。火山活動や造山運動が盛んなエリアで鉱物も多く生成されたのでしょう。日本も反対側の環太平洋造山帯に位置します。次世代の石とも言えるジェムシリカの産出スポットは現在地殻変動が活発なエリアであり、環太平洋造山帯の活動が次の時代の新しいゲートになるのかもしれません。ジェムシリカのメッセージはいわば次の時代の扉の鍵のようなものかもしれません。