こちらはアメリカ産のクリソコラでパロットウィング・クリソコラという
ライムグリーンが特徴のクリソコラになります。

アメリカやメキシコなどで産出されますがネバダ州が主産地のようです。
黄緑色の明るいグリーンを持つ現地特産のクリソコラ。
クリソコラ同様銅鉱山で産出し、銅やクォーツなどと共生します。

こちらは抹茶のような落ち着いたライム色が美しい一品。
エンジ色は銅成分で、全体的にクォーツやアゲートが染み込んでいるようです。

こちらはダイヤ型にカットされたルース。
ユニークな形はヨットの帆や旗のようにも見え
また大きなブーメランのようにも見えます。

大草原の緑を思わせる清々しいライムグリーンは
見ているだけで癒されます。

こちらは希少品のため在庫補充の予定はありません。




鉱物名＿＿＿Parrot Wing Chrysocolla Quartz（珪孔雀石）

サイズ＿＿＿37X22X6mm

重さ＿＿＿＿42.5cts/8.6g

石の処理＿＿非加熱

原産地＿＿＿ネバダ州（アメリカ）






















クリソコラは銅鉱床にマラカイトなどの他の鉱物を伴って産出される混合鉱物です。硬度が低いため、ターコイズのような強化処理が施されますが、クォーツが入ったものはその必要がないため、品質のグレードがアップします。特に宝石質の美しさを持つものはジェムシリカと呼ばれ高く評価されています。

クリソコラの名前の由来は、ギリシャ語で「金を繋ぐ石」という意味です。その名の通り、繁栄、幸運、仕事の成功を象徴する石とも言われます。これまでターコイズが担っていた役割の一部が、クリソコラに移って来ているとも言われています。




アズライトなどと産出され深い緑や青色のものが多いクリソコラに、こんなに明るい黄緑色のクリソコラがアメリカにはあるのですね。他のクリソコラ同様別の色と混じっているものが多いので、こちらほどライムグリーンオンリーの石はあまり見かけないかもしれません。どれくらいレアなのかわかりませんが、今のところ北米でのみ産出が確認されており、またライムグリーン部分が貴重なためその部分だけカットされたルースは中々希少なのではないかと思います。

ライムグリーン色の石はプレナイトが有名ですが、あまり多く見るものではないですね。心が軽く明るくなるような色ですが、エンジ色が入っているためナチュラルテイストのマクラメなどにもよく似合うのではないでしょうか。季節を選ばずに一年中使える色だと思います。

こちらのパロットウィング・クリソコラは全体的にクォーツが浸透しており、強度もあり通常クリソコラに行われる充填処理や強化処理も行われていないようです。石のクォリティーも高い一品です。