穏やかな色彩を持つレインボーラブラドライト
強く主張する石ではありませんが光に当てると
パステルの絵の具のように隙間なく
やさしい色で満たされているのがわかります。
強くフラッシュするラブラドライトも魅力ですが
こちらのようにやさしい色彩を持つラブラドライトもあり
またその色合いも他の石にはない独特のコントラストを持っています。
こちらはピンクがかった夕陽や朝焼けのようなオレンジ色に
水色のようなブルーが見える珍しい一品。
まるで大空に射す夕焼けのようです。
ボーダーに入ったシラーに縦線の結晶ラインが
繊細な表情を見せています。
マニアックなラブラドライトです。
鉱物名___Labradorite
サイズ___35X16X06mm
重さ____30.3cts./6g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
ラブラドライトの光は、銀河系の他の惑星から放たれた波動と共鳴していると言われています。ラブラドライトを持つと直感や洞察力が冴えるのはそのためかもしれません。
やさしい波動を放つ長石(フェルドスパー Feldspar)の一種で、一定の方向にぱっくりと割れる劈開性を持ちます。その劈開面に沿って鮮やかな光を放つラブラドレッセンスが現れます。
月や太陽を象徴し、この石の波動は宇宙からのメッセージだと言われています。歴史的になぜか民衆や集団の大きな集合意識の変化に呼応する特徴があります。
最初に発見されたのは北米のラブラドール地方。もともと寒い国の石なのです。現代ではアフリカの東にあるマダガスカル島で多く産出されています。太陽の光が少ない極めて寒い地域と、たくさんの光が降り注ぐ極めて暑い地域に顔を出すラブラドライトは、そのまま光と影を象徴しているように思います。
明るいオレンジ色のラブラドライトは、太陽と月の石と言われるラブラドライトをよく表しているように思います。まるで月のように光を受けなければ輝くことはなく、また光を受けると太陽のように明るいオレンジ色と太陽光線のような七色の虹色を見せる神秘的な謎に包まれた石ではないでしょうか。
ラブラドライトはつくづく庶民の石、大衆意識に訴えかける石だなと思います。たくさんの産出量のため比較的安価なこと、クオリティが高いものは高価になりますが実に様々な石があり、私たちのニーズにとてもよく対応してくれる石でもあります。ビーズなど小さくカットされるとほとんど目立ちませんが、ルースカットされ大きければ大きい石ほどラブラドライトの底知れぬ輝きとパワーを感じることができます。それはまるで個々の力はビーズのように目立たず小さいかもしれませんが、大きな集団や集合的無意識になると途端に強く輝き出し圧倒的な存在感を見せ始める私たち人類の意識のようです。ラブラドライトの親しみやすさ、どこか友人のような温かさはラブラドライトの持つエネルギーが現代の私たちの意識と共鳴しているからかもしれません。