アトランティサイトのような蛍光色のイエローを持つ
非常に珍しいチャールザイトのルースです。
鉱物としても非常に珍しく、硬度が低いためルースカットされたものは
さらに珍しいですが青光りする蛍光色が非常に美しく
ハイクオリティのものは宝石質のカボションカットされるため
天然石のルースはさらにレアです。
極めて珍しい蛍光イエローと白い微細なチャールザイトの結晶が
ウロコ状に集合しておりまるで錦鯉のような
豪華絢爛な色彩とデザインです。
原産地にアメリカ・ニュジャージー州や南アフリカがあります。
原産地の一つに岡山県産がありますが白い鉱物で
こちらのような鮮やかな蛍光イエローは見られません。
珍しい蛍光色だけでなく、白い部分も雲母のようにキラキラしています。
コントラストが非常にはっきりとした美品で
チャールザイトのルースでもこちらのように美しいものは稀です。
マニア向けのコレクターアイテムです。
原産地データは鉱物コレクターさん情報です。
鉱物名___Charlesite(チャールズ石)
サイズ___33X24X5mm
重さ____29.5cts./5.9g
石の処理__天然無処理
硬度____2.5
原産地___ヌチュワニン2鉱山(南アフリカ)
学名ではチャールズ石と呼ばれ、チャールサイト/チャールザイトなど呼び名すらまだ確定されていない超レアストーンです。鉱物分野以外の情報はほとんどなく、硬度が低いためルースになることが稀ですが、宝石質のルースカットされたものは蛍光色のイエローを持ち、硫黄(サルファー)のような非常に美しい発色が見られます。最初に発見されたのは1960年代ですが、同定されたのは1983年にアメリカで発見された際に正式にCharlesiteと命名されました。新しい鉱物と言えましょう。マンガン鉱床から産出される硫酸塩鉱物です。
産地の一つに岡山県備中町布賀鉱山産が有名で、ぶどう状の塊の白く微細な結晶を持ちます。近年南アフリカ原産のもので蛍光色のイエローを持つものが発掘されているようです。
まるでマスカットのような色合いにウロコ状のデザインはどこか欧風の雰囲気が漂うとても洗練された印象のルースです。石の周辺部分がわずかに透過します。完全に透過する部分は通常ジュエリーカットされる貴重なクォリティです。一目見たら忘れられない強烈なインパクトのある蛍光色とクールビューティなホワイトとブラックのコントラスト。色の取り合わせだけ見るととても知的で冷たい印象ですが、実物は豊かなぶどうの果実を見ているような豊穣さとフェミニンな雰囲気に溢れています。とても女性らしい豊かなイメージをたたえており、ヨーロッパの貴婦人のような洗練された上品な美しさです。
比較的新しく発見された鉱物で、産地も限定されているため天然石としては未知の鉱物ですが、とても興味深い魅力に溢れた石なので、産出量が増えるに従って新しい時代の鉱物になっていくかもしれません。