ぷっくりとしたドロップカットにグリーンからブルーへ
穏やかなグラデーションが広がるまるで宝石のように光り輝くラブラドライト
フラッシュがとても強く、厚みのあるカットの中でぐるぐると走り回ります。
グリーンもブルーもきれいに入っているため、新鮮な湧き水を見ているような
どこか上品で趣のあるルースです。
向かって右側に黒い結晶が集まっており、ラブラドライトの光に対して影のように寄り添っています。
厚みのあるカットの形だけでなく光の中に影を持っているため、光がより強く見えるのかもしれません。
滑らかに研磨されカットされています。
水分たっぷりと言った感じです。
鉱物名___Labradorite
サイズ___30X22X08mm
重さ____42cts./8.4g
石の処理__ナチュラル
原産地___アフリカ
ラブラドライトの光は、銀河系の他の惑星から放たれた波動と共鳴していると言われています。ラブラドライトを持つと直感や洞察力が冴えるのはそのためかもしれません。
やさしい波動を放つ長石(フェルドスパー Feldspar)の一種で、一定の方向にぱっくりと割れる劈開性を持ちます。その劈開面に沿って鮮やかな光を放つラブラドレッセンスが現れます。
月や太陽を象徴し、この石の波動は宇宙からのメッセージだと言われています。歴史的になぜか民衆や集団の大きな集合意識の変化に呼応する特徴があります。
最初に発見されたのは北米のラブラドール地方。もともと寒い国の石なのです。現代ではアフリカの東にあるマダガスカル島で多く産出されています。太陽の光が少ない極めて寒い地域と、たくさんの光が降り注ぐ極めて暑い地域に顔を出すラブラドライトは、そのまま光と影を象徴しているように思います。
水の石といえば水晶ですが、ラブラドライトもかなり保水する石で、石の湿度や水分によってシラーの輝きも違うほどです。青いシラーを浮かべるブルーラブラドライトはまるで海底を切り取ったかのような光景を見せ、この石が自然の水と強い関わりがあるのを連想させます。
ラブラドライトは宇宙的な輝きと次元を超えた力を刺激する石でもありますが、青いラブラドライトに限っては意外と持ち主に潤いを与えるような保湿力があるのかもしれないと思ったりします。心や体が乾いている時はブルーのラブラドライトに強く魅かれるようです。ブルーラブラドライトの根強い人気も、この青い石が疲れた現代人の心の救いになっているのかもしれません。
太陽の光が少ない秋冬は意外とラブラドライトの潤いが心に染みます。乾燥する季節にはラブラドライトのような水気たっぷりの石がとても癒しになるのかもしれません。ラブラドライトは光に反射して輝くため、寒い季節では見えにくくなるはずなのですが、なぜかこの季節にとても生き生きと輝き出し、存在感を持ち始めるような気がします。