デンドライト・ライムストーン German Dendrite 66cts./ ルース・コレクション

ライムストーンに記憶されたデンドライト。
ジャーマン・デンドライトとも呼ばれます。

ライムストーンは大理石の元となる石。
ライムストーンが熱によって固く変化すると大理石になります。

まるで大理石に刻印されたかのようなデンドライトの成分。
大理石には化石がよく埋まっているため、デンドライト・ライムストーンも化石とよく間違われます。
偽化石の一種とも言われています。

そんな化石っぽい雰囲気が満載のデンドライト・ライムストーン
こちらはデンドライトのライムストーンですが、虫などの化石が入った物が同じくドイツ産であります。
ライムストーンの美しさも魅力的な化石です。

ちょっとレトロでアンティークな雰囲気
大きなサイズなのでアクセサリーよりも観賞用やコレクションに最適かもしれません。
植物を岩肌に刻印したような絵画のように見事です。

ラベンダーのような低木や灌木のブッシュに見えるデンドライトの風景。
こちらはライムストーンにラメのような砂のキラキラが入っています。
またオレンジ色のムラが色を付けたように絶妙でとても見栄えがする一品です。




鉱物名____Dendrite Limestone/Psilomelane Dendrite(忍石)

サイズ____50X32X06mm

重さ_____66cts./13.2g

石の処理___天然無加工

原産地____ドイツ



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デンドライトは鉱物の亀裂に混入したマンガンが浸透し、樹枝状に結晶したものです。結晶化したマンガンが植物や樹木もそのものに見るのは、自然の奇跡と言わざるをえません。ライムストーンに入ったデンドライトは、「デンドライト・ライムストーン」や成分の名前をそのまま取った「サイロメレーン(硬マンガン鉱/Psiromelane)・デンドライト」とも呼ばれます。

サイロメレーンは天然石にもなっており、アゲート模様のメタリックな黒い石なので、そのビジュアルから「リボンヘマタイト」とも呼ばれていますがヘマタイトとは別の石です。デンドライト・ライムストーンも「ヘマタイト・デンドライト」として流通していることもあり、デンドライトオパールと違って呼称が統一されていないようです。共通しているのは、石自体よりもインクルージョンであるデンドライトをメインにしている所です。偽化石とまで呼ばれるように、化石に近い扱いになっています。

判で押したように平らにカットされ、表面はデンドライトの成分を残すため研磨されずざらざらしています。石よりもプリントされたようなデンドライトの模様を切り取ってルースの形にした感じです。ライムストーン(石灰岩)は様々な微生物や貝類などが堆積し、炭酸カルシウムなどが沈殿した堆積岩なので、化石が発見されたりデンドライトのような成分の結晶も多く見られます。




デントライトはギリシャ語で樹木を意味するdendronに由来します。デントライトには樹木の記憶が残っていて、樹木や森の意識と繋がりをもたらしてくれる気がします。デンドライトオパールが冬の雪原に生える針葉樹林のような風景ならば、デンドライト・ライムストーンは砂漠や荒野にたくましく生える低灌木を思わせます。まるで恐竜時代の樹木の記憶を残したようなライムストーンのデンドライト。日本語で「忍石」と呼ばれるのもデンドライトのどんな所でも葉を伸ばす植物や樹木のたくさましさを表しているように思います。

地球上の微生物や生物のエネルギーによって生まれた石灰岩は、鉱物ではないですが、生き物の記憶が生んだ石にはどこかまろみや柔らかさがあるように思います。蜂蜜色のやさしい色の石といえば、英国のコッツウォルズで採れるコッツウォルズストーンが有名ですが、コッツウォルズはこの地方の石を使った建築物で有名な街。イングリッシュガーデンと組み合わされた街の美しさは童話の世界のようにかわいらしく、イギリスの観光名所でもあります。尚、コッツウォルズストーンは「ライムストーン」とも呼ばれているそうです。




デンドライト・ライムストーン German Dendrite 66cts./ ルース・コレクション

販売価格 SOLD OUT
型番 DEN0701LS

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