高千穂峡の東にある鹿川エリアから採掘された鹿川煙水晶。
鹿川と書いて「ししかわ」と読みます。
この地域ではスモーキークォーツが採れるそうで。
ほんの数キロ離れると絹のようなホワイトクォーツから真茶色なスモーキークォーツまで
全く違う水晶が採れるのが面白いですね。
貫入水晶になってますが、イレギュラーな形ですよね...
貫入している側の水晶は、干渉がありますが大きくてしっかりとしたイシス面になっているのが驚きです。
一番端の破片部分が触ると音が鳴るシンギングになっています。
透明度がとても高いスモーキークォーツで、反対側が透けて見えます。
表面のレッジも細かく、シルキーな感触。
国産水晶でこの大きさのスモーキークォーツで、この透明感はかなりレア。
トップは少しタビー。
リモナイトがいい味を出しています。
鹿川という地名にぴったりな、鹿のような色合いです。
ショップを始めてすぐの頃、宮崎水晶をご紹介していました。
その素晴らしさに感銘を受けましたが、流通が確立されておらず、入手困難でした。
あれから数年が経ち、宮崎水晶のブランドも生まれ、入手可能になりましたのでご紹介しております。
採掘量が少なく今後の産出も不明なこと、天孫降臨の伝説のある産地のため、非常に高価です。
ただ、特徴的な形状や神秘的な佇まいなど、示唆に富んだ石が出て来るようになったのは、この産地が特別でもある所以だと思います。
宮崎県の深い森の奥を手掘りで採掘されています。
採掘者による原産地証明書を添付いたします。
Smoky Quartz Crystal(煙水晶)
84x65x46mm
130g
宮崎県西臼杵郡日之影町鹿川
産地証明書付
原産地の宮崎県は阿蘇山や新燃岳のある霧島の間にある山間部です。常に噴火している桜島やスーパーパワーを持つ阿蘇山などの活火山がある九州はとても地殻変動が大きい地域だったでしょう。水晶のような鉱物は古代に地殻変動があった断層帯で産出されます。九州南部は鉱物に恵まれた地域かもしれません。
宮崎水晶は高千穂町や西米良村板谷など、熊本県との県境の山麓で採れる高品質な水晶です。また大分県との県境になりますが、祖母山も水晶の産地で、大分県側ではまりも水晶が採掘されています。まるで宮崎県を囲うように水晶の名産地が点在するのは、それだけ険しい山地でもあるからです。実は宮崎県は天孫降臨神話にふさわしい水晶の名産地でもあるのです。
クリアで輝きの強い水晶は西米良村板谷(水晶)、不思議な形の水晶やキャンドルクォーツが高千穂や祖母山で採掘されています。またスモーキークォーツやアキシナイトなどの鉱物も産出されています。
高千穂の水晶は、産地が日本神話の聖地であること、そこから特殊でメタフィジックな水晶や鉱物が採れることが希少性を高めています。なぜ天孫降臨の神話がこの場所なのか、この土地なのかを不思議と訴えかけるような神秘的な水晶が産出されます。知る人ぞ知る産地だったのが、令和の今この時日本中に知られるようになり、またそれに伴ってこれまで以上にメッセージ性の強い水晶が続々と出て来るようになりました。
九州山地の奥深くにありますが、マップで見ると南海トラフの西端にあり、大きな地殻変動の影響を受けやすい土地であり、それによって生まれた鉱物でもあると思います。南九州は東北の震災でも新燃岳の噴火が前兆であったり、日本列島全体に大きな地殻変動の始まりや予兆を示すような所があり、それが天孫降臨の伝説や日本神話の始まりのヒントにもなっているように思います。
高千穂水晶には「幕開け」や「始まり」のような意味合い、何か大きな変化が訪れる予兆として現れるような気がします。私個人でも怒涛の変化の直前に高千穂水晶を入荷してますので、自然や歴史だけでなく個人の人生でも同じように激動の展開の訪れを告げる役目があるように思います。またそのような時に欲する石のように思えてなりません。
販売価格 | 129,800円(税込) |
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型番 | SMK215SP |