透明度の高い良質な水晶が採れるヒマラヤ産の水晶
こちらはクローライト入りのクリアな水晶クラスターです。
湧き水のようにクリアでフレッシュなヒマラヤ水晶にクローライトがインしたクリスタル
昨年からとても惹きつけられています。
クローライトだけでなく黒い粒粒も表面に付着しています。
まるで水晶のパワーに引き付けられているような
透明度の高さとシャープな条線がまるで刃物のように鋭利で鋭さのある透明感
潤いに満ちたヒマラヤ水晶は本当に素晴らしいです。
上から見ると水晶ポイントが渦を巻くように左回りに回転して生えているのがわかります。
ヒマラヤ水晶のクラスターは回転の角度がはっきりしているため速度が速いというか、ボルテックスを生みそうな勢いを感じます。
やはり土地のパワーの強さを物語っています。
キラッキラの透明感が伝わるといいのですが・・・(^^ゞ
強い光に当たると鏡のように反射してクラスター自体がまぶしいほどです。
手のひらサイズのミニ水晶ですが宝石のような輝きと水のような潤い、森のような緑に心癒されます。
Chlorite in Quartz, Garden Quartz, Lodolite cluster(庭園水晶、緑泥石)
42x40x32mm
20g
Manihar, Garsa Valley, Kullu District, ヒマチャルプラデッシュ州(インド)
ガーデンクォーツは主にクロライト(緑泥石)を含むクォーツ(水晶)です。流通名で海外ではLodolite(ロードライト)とも呼ばれます。「lodo」はスペイン語で「泥」を意味することに由来すると言われます。この名の通り、ほとんどのガーデンクォーツのインクルージョンはクロライトの鈍い色をしたものが多く、それが庭園の風景のように見えることから「庭園水晶」「庭水晶」と呼ばれるようになりました。ルチルやレムリアンシードなど個性的なクォーツを産出するブラジルやタイやミャンマーでも良質なガーデンクォーツが産出されています。クリアで良質な水晶が採れる聖地ヒマラヤでもガーデンクォーツが産出します。
霊的パワーと強め、ヒーリング能力を高めると言われています。ルチルと同様、インクルージョンが多いほど価値が高くなります。
ガーデンクォーツの中には水晶の透明度と屈折度が高くまるで水中のように内部が歪んで見えるものを「シャーマニックドリームクリスタル」と呼ばれています。ガーデンクォーツの不思議な魅力は人の霊的な部分にも働きかけるものがあるのかもしれません。
原産地のマニハールは同じくヒマラヤ水晶の産地でもあるパルバティ渓谷の南、ガラサ渓谷のマニハール村のことだそうです。この地域はヒンズー教やシーク教の聖地があるマニカランがあるヒマラヤ山脈の南に位置し、聖地でもあり温泉地でもあるマニカランはヒマラヤ水晶の産地でもあります。聖地がある場所というのは土地のエネルギーが高い場所で良質な水晶が採れるのも納得です。
同じクリアな水晶でもブラジル産と比べてどこか陰の気が強く感じるヒマラヤ水晶。この地域の石は湿気や陰の気が強く、カラっと晴れたようなクリアさではなく、水分たっぷりの潤いのあるクリアさ。ヒマラヤ水晶は冷えた水のように鋭利さもありますが、インクルージョンたっぷりなガーデンクォーツは少し緩和されるので、ヒマラヤ水晶のイニシエーションにちょうどいい気がします。
この地域の真北のカシミール地方は印パ戦争の舞台でもあるエリア。争いが耐えない地域です。古代核戦争があったとも言われる地域でこの地域には人類の記憶の底にある痛みのようなものを感じます。強い磁場に古くから多くの人が引き寄せられるのか、鉱物資源も豊富なこのエリアはインド大陸がドッキングした場所でもあります。ヒマラヤ水晶はその鋭利な輝きと透明感で私たちの深層意識の底に直接光を投げかけるような、問を突き付けるような所があるのかもしれません。