鮮やかな桃色が香しいチューライト(桃簾石)のルースです。
和名では桃簾石(とうれんせき)と呼ばれるチューライト
日本の各地で産出され、特に糸魚川産のものが有名です。
ピンク翡翠として販売されていたりもします。
クレヨンのようなこってりとしたピンク色をしたチューライト。
ノルウェーで天然石向けの鮮やかなピンクの石が採れます。
白い部分はカルサイトです。
春にふさわしい桃色や紅色のチューライト
中々春らしいルースを出せませんでしたがご登場願いました^^
きれいにカットされ研磨されています。
ロードクロサイトやロードナイトとも違う可憐さのある色ですね。
Thulite(桃簾石)
31x18x4mm
21cts./4.2g
ノルウェー産
ゾイサイトの一種で、緑色のものはアニョライト、青いものはタンザナイトになります。赤やピンクの色は含有するマンガン成分のせいです。白い部分はカルサイトでです。チューライトという名前は、産地のノルウェーが古代に"Thule"と呼ばれていたことに由来します。近年アメリカやオースロラリア、オーストリアのチロル地方でも発見されています。
日本産のものは「桜ライト」と呼ばれ、大和撫子的なエネルギーを持つと言われます。鮮やかな桃色は洋の東西を問わずあらゆる女性性の象徴です。
これだけ鮮やかな堂々としたピンク色をしているのに、たとえばロードクロサイトのような肉感的な印象はありません。桃簾石は糸魚川が主要産地でもありますが、糸魚川には古代に奴奈川姫という翡翠の神様がおりました。石の神様は女神だったのです。
限りなく血液の色に近い紅色はこの石の効用として、火傷や切り傷によいと言われています。体の痛みや火傷や傷を癒す巫女の神話は古来より世界各地にみられます。チューライトのヒーリングの作用は性的なエネルギーにも働きかけるでしょう。若返りの石でもあり持ち主に肉体的な自信を与えます。ルビーとロードクロサイトを足して程よく薄めたような石かもしれません。
カルサイトが入っていると、石のエネルギーがまろやかになる気がします。情熱的な赤色に母性的なやさしさと穏やかさが加わる感じです。