こちらは雲母の原石。
仕入れ元で石の同定をしておらず、石名は当店の判断になります。
去年のミネラルショーから。
キラキラ光る雲母にルビーのような赤いインクルージョンは恐らく雲母の一種であるレピドライトではないでしょうか。
色味が鮮やかで、雲母ですので全体がキラキラと光ります。
母岩の方も少し石英を含んでいるような?白いインクルージョンとのコントラスト
少し鳥の鶏冠のようにも見えるゴージャスさです。
Lepidorite(リチア雲母)
46x36x29mm
60g
ブラジル産
雲母の一種で、花崗岩などと一緒に産出されます。含有するリチウムによって、ピンクや紫、白や灰色の石があります。原石は板状に薄く剥離するのが特徴です。レピドライトのルースも、カイヤナイトなどと同じ一定の方向にヒビが入りやすい劈開性がある石の一つです。
古来より「変革の石」と呼ばれ、そのような時期に身に着けていると大きな抵抗もなくすんなりと変わることができると言われています。心臓に作用し、筋肉の増強や安眠をもたらすとされています。
レピドライトは雲母の一種ですので、母岩として他の鉱物と共生していることがよくあります。また水晶などにも付着しているのも見られます。メジャーな石ですが原石は結晶構造がとてもわかりやすく独特の形状を持っています。別名鱗雲母と呼ばれるレピドライト。六角板状の結晶を持ちますが非常に珍しく、多くは鱗片状や粒状などに収まるそうです。
見かけと違ってレピドライトの石の言い伝えは中々強いものがあり、自分自身を刷新する時に欲しくなる石のようです。春はまさにそのタイミングでもあり、誰でも新しい一年に対して心を入れ替えたり抱負を持つことにふさわしい時期だと思います。レピドライトはそのような時に自然と欲しくなる、現れる石かもしれません。どことなく和風な雰囲気もあり、お花の色をしてますので、桜色の季節とも相性がいいのかもしれませんね。
レピドライトは中々強制力があり、艶やかな姿なのに容赦のない所がユーディアライトによく似ているなと思います。過去を振り返るとターニングポイントの前にレピドライトが現れたことを思い出します。紫色は頭頂チャクラを司り、司令塔でもあるため全体に影響を及ぼす色でもあります。変化を暗示する所があるのかもしれません。