アラゴナイトの大きな結晶クラスター。
大小の結晶がびっしりと群生しキラキラと光っています。
大きな物は珍しいアラゴナイト。
大きくなると潰れた部分も出て来るものですが、こちらはそういう部分がほとんどない美品です。
反射してキラキラ光る結晶に惹かれました。
大きく成長した結晶は透明で、ハイクオリティなクラスターです。
まるでミラーボールのような輝きですが、珊瑚にそっくりです。
アラゴナイトは珊瑚の成分でもあるため、見た目がそっくりなのですね。
珊瑚のような強い生命力を感じさせる赤色ですが、落ち着いた秋色なのでとってもラブリーです。
こちらは米国のセレクトショップより購入したため、産地は不明です。
当店にて判断させて頂きました。
アラゴナイトはカルサイトのお仲間でありながら、結晶系が異なるため違う鉱物とされています。
六角形の六方晶に見えますが、実は斜方晶がくっついて六角形になっています。
柱は六角形に見えますが、よく見ると斜めの四角形(斜方晶)なんですね。
他の小さな結晶も六角形に見えそうで、よく見るとカルサイトの原石のような菱形なのです。
Aragonite(霰石)
80x65x37mm
174g
Morocco
アラゴナイトはカルサイトのお仲間のカルシウム。貝化石から作られるアラゴナイトカルシウムというのもあるそうです。そのカルサイトと一緒にドロマイトの石灰層でも産出されます。アラゴナイトからドロマイトに置換された有名なものに岩手県北上市産の球状苦灰石があり、アラゴナイトの球状の結晶の形を残しながら不透明なドロマイトになっています。
スペインのAragon地方から産出されるためアラゴナイトと名付けられましたが、日本でもアラレにそっくりななのであられ石(霰石)と呼ばれ、英名と和名がそっくりな珍しい石ですね。全方位に放射状に結晶、この形はスプートニク(衛星)と呼ばれて流通しています。赤色は鉄分で天然石ではイエローが一般的です。
古代メソポタミアのシュメール人はアラゴナイトに絵を彫り印章を作っていたそうで、楔形文字の手紙に押印していたとか。アラゴナイトには一説には人脈の石と言われているらしく、人と人を繋ぎ人気を高める力があるようですが、古代人が手紙の印章にアラゴナイトを使っていたことから生まれたのかもしれませんね。
群生した小さな結晶群が圧巻なアラゴナイト・クラスター。疑似六方と呼ばれる結晶ですが、アクアマリンなど六方晶系の結晶原石はとても強く惹かれるものがあります。六角柱の結晶がとても完璧で力強いせいかもしれません。
アラゴナイトは鍾乳洞の鍾乳石の成分もアラゴナイトなのですが、生物によっても生成され、真珠や貝殻などの海の無脊椎動物の硬い殻などはアラゴナイトなのです。珊瑚の成分もアラゴナイトやカルサイトから成るため、とてもよく似た色をしています。
アラゴナイトの生命力あふれる赤色は、珊瑚を思わせます。結晶化した珊瑚のような美しさ。インテリアにもよいでしょう。
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | ARG0470SP |