ブラジルのバイーア産のレムリアン・ルーツクォーツ。
レムリアンの水晶の発掘から出て来た母岩タイプのレムリアンクォーツ。
その形からレムリアン・ルーツクォーツと呼ばれています。
水晶が成長する母岩部分に当たる、もしくは水晶が六角形に結晶化していく前の形状とも言えます。
そのためこちらは他の水晶の干渉によると思われるザクザクとした階段状のすり鉢型のキーが入っている一方で、柱面が形成されつつあり、成長線のレムリアンレッジも生えています。
意外と木舟のような、柱のような似た形が多くて、ポイントではないですが、一つの形を形成しているのかなと思ったりします。
ギリシャ遺跡の神殿の柱のような倒れて横になった円柱のような趣があって、ポイントやクラスターとは違った存在感で場を作ってくれると思います。
大きなキーの表面には斑点のようなグリフに覆われており
中には△の形をしたトライゴーニックやレコードキーパーのようなグリフも現れています。
表面はオイリーで潤いがあり、シルバーのような光沢のある輝きがあります。
サイズに関わらずグリフがはっきりとしていて、非常にメタフィジカルなメッセージ性にあふれた水晶です。
深いキーや虹も見え、斜めに入った特徴的なレッジもあります。
イギリスのヒーラーさんによるルーツクォーツに関する全文訳もお付けします。
Lemurian Roots quartz, Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
142x68x62mm
637g
Alegre mine, Bahia, Brazil
レムリアンシードはブラジルのミナスジェライス州のセラドカブラルが原産地です。その周辺にも同様のクリスタルが発掘されています。シード(種)のように母岩から離れ根を持たない状態で発見され、階段状の蝕像があるのが特徴です。ヒーラーによって古代レムリア文明の叡智が秘められているとリーディングされています。コロンビア、ロシアのクリスタルもあります。
ピュアレイは、レムリアンシードの鉱床のクラスターの根元に生えたポイントです。ブラジルの鉱床はとても巨大なため、クラスター群の根元にもポイントやそれに近い形の水晶があるのですが、ほとんどが不透明なのでピュアレイのような透明な石は稀です。
ミナスジェライス州北部のバイーア州アレグレ鉱山で発掘されています。レムリアンシードのレーザーの主産地であるディアマンティーナのあるエスピニャッソ山脈の北にあり、同じ鉱脈の可能性もあるようです。
詳しい解説をブログの方で書いています。
人類__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(1)
新しいレムリアン__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(2)
ライトボディ__レムリアン・ルーツクォーツについての考察(3)
自由を求める性質_レムリアン・ルーツクォーツについての考察(4)
長い旅の終わり_レムリアン・ルーツクォーツについての考察(5)
ルーツクォーツは、クラスターのポイントの溝で生まれた、ポイントとして成長仕切れなかった水晶でもあると思います。ピュアレイのような大きなキーコードが入った水晶の原石は、水晶の透明度が高い他の産地でも発掘されているようです。ただほとんどが不透明なので、ピュアレイのようにまぶしい輝きを持つクリスタルが今年になって価値を認められ市場にリリースされるようになりました。
ピュアレイの輝きを見ていますと、貫入水晶のインナークォーツによく似ている気がします。どちらも表面にシルクのような光沢があります。クラスターのポイントになり切れなかった水晶が、他のポイントに貫入したり、ポイント同士の間に挟まって不定形に成長し、クラスターから分離して行ったのでしょう。
ピュアレイ自身も、またピュアレイの干渉が見られるポイント水晶や、貫入水晶も透明度や輝きがひと際強いものが多く、こちらに語りかけるものがあります。