アメトリンの産地で有名なボリビアのアナイ鉱山産のアメジスト。
インテリアサイズのビッグサイズで、先端には薄っすらと虹と一緒にアメトリンも入っています。
大きさだけでなく、ジェネレーターでカテドラルのような細かい結晶、濃厚なパープルのボリビアン・アメジストは見栄えも安定感もあり、石好きのインテリアとして定番かもしれません。
ボリビアン・アメジストに限っては、大きければ大きいほど石の良さが引き立ちます。
完全なジェネレーターではないですが、ジェネレーターに近いものを探し、カテドラルのような刻みが入ったポイントをセレクトしました。
レムリアン・バイオレット・フレームというあだ名が付いたこちらは、レムリアの女神のような燃える炎を表しているのかもしれません。
炎は肉眼では赤いですが、見えない部分で紫色のエネルギーも入っている気がします。
スピリチュアルな炎という意味でも。
角がピンクアメジストになっている部分がありますが、羽根のような可愛らしさ。
底面をみると中央の色が変わっていますが、この石が母岩を通して内部から熱せられたのがわかります。
ピンククォーツの部分は衝撃によって隙間がうまれ、色味が薄くなったのでしょう。
クラックの部分には虹もみられます。
変色しているだけで、剝がれやすいとかはありません。
レコードキーパーのようなカテドラルですが、イシスの連続なんですよねえ。
ヴィーナスの証です。
カテドラルによってわかりにくいですが、ファセットがイシスだからイシス面の形のカテドラルが生まれるんだと思います。
イシスが入っているのをお選びしています。
ボリビアン・アメジストはポイントに大きな欠けがあるものが珍しくありません。
現地の採掘の事情などもあると思います。
こちらは目立った欠けもなく、ファセットの辺に衝撃がありますが欠けてはおらず、美品です。
自立しますが、インテリア用に画像のクッションをお付けします。
Amethyst (紫水晶)
135x79x79mm
1038g
Anahi Mine, La Gaiba mining district, Ángel Sandoval Province, Santa Cruz, Bolivia
クッション付
立派な結晶となると流通量があまり多くないようで、入手の機会がほとんどありませんでした。最初に見たのはショップを始めて間もない頃で、その後探してもよいのが見つからず、何年も経ってようやく手に入れることができました。こちらも結構大きいですが、もっと大きくてもいいくらい、ボリビアン・アメジストは大きなサイズのインテリア向きです。
まるで焚き火の炎が大きいほど周囲が温まるように、リビングのインテリアに向いていると思います。ファセットの紫の結晶だけでなく、柱面の細かい結晶も見所で、柱状節理という地層とよく似た形態なのだとか。ちなみに柱状節理は六角形の地層になるらしく、水晶の結晶と共通した構造がありますね。
柱状節理が成長するとポイントやクラスターになるのかもしれませんが、ダルネゴルスクのヘデンバーガイト・イン・クォーツにも見られるもので、ジェネレータータイプのポイント形成といい、共通点が見られます。
手で持っていますが1kgなので、軽くはありません。先月入荷したばかりで、ブラジル産の鉱物の値上がりが激しく、世界的に天然石の需要が高まっているようです。
インスタの方にも追加の解説を書きました。