ピンクアメジストのジオード
こちらはカルサイトの結晶の共生。
ザクロのようにぱっくり割れたジオード実った桃色のクラスター。
色味がとても美しいです。
カルサイトも透明感があってとってもジューシー。
果実みたいですね。
カルサイトが入っているとまろみが出ます。
原産地は南米大陸の南、南極に面したパタゴニアです。
Pink Quartz, Pink Amethyst(桃色水晶)
66x38x34mm
69g
Patagonia(Neuquen), Argentina
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
アルゼンチンで発掘されるピンクアメジストは、2017年に発見された新しいアメジスト。白いカルサイトが共生しているものもあり、UVライトで蛍光すると言われています。
南米大陸の南の方ではウルグアイ産のアメジストを始め、こちらのパタゴニア産のピンクアメジストなど良質なアメジストが産出されるようです。
人が癒される色は実は様々なのかなと思います。青い石の輝きで癒される人もいれば、桃色が癒しになる人もいる。明るいイエローやグリーンに癒しを感じる人もいます。青い石はどちらかというと精神的な癒しで、ピンク色は感覚的な癒しのような気がします。イエローやグリーンは思考の疲れに効くような。どの色もそれぞれのバイブレーションを持っており、私たちに強く訴えかけて来ます。
アルゼンチンといえば、ロードクロサイトも鮮やかなピンク色。北のペルーもインカローズやピンクオパールなど美しいピンク色の石の産地。どちらも南米を貫くアンデス山脈の東側に産地があります。アンデス山脈を築いた地殻変動の恩恵なのかもしれません。