アルプス水晶のスモーキークォーツ
スイス産です。
指先サイズの小さな物が多いアルプス水晶で、大変レアなビッグサイズ!
ジュエリー質の輝きがそのままの180gある立派なスモーキークォーツです。
ファセットが分岐してカテドラル化しています。
大きくて強い虹が出るのが輝きの強さと透明感の象徴。
大きなタイムリンクが二か所あり、グリフも入っています。
カテドラル化の影響で、ファセットにも柱面のようなバーコードのレッジが。
真ん中に走るレッジは、この水晶の縦に走っているエネルギーが強く現れた印で、背骨のようなものかもしれません。
骨髄のような形にも見えます。
スモーキークォーツの色は下半身のカラーですが、七色の強い光の虹が上半身の色でもありますので、下から上へ、センタリングに適したイメージの石だと思います。
背骨が入ったような水晶ですので。
根元がセルフヒールドされていますが、よく見るとお花が咲いたような模様が見えます。
これはこの石の渦を巻いて広がるエネルギーを表していて、強いボルテックスを持つ石なのではないかと思います。
スイス水晶はグインデルの産地で、スモーキークォーツに多いです。
スモーキークォーツは自然放射線によって生まれますので、何か強い熱エネルギーが加わって、色味の変化と強力なボルテックスを持つ水晶が生まれたのかもしれません。
セルフヒールド面に指を置きやすいハンディな軽さのある水晶。
渦を巻いている水晶は握りやすい形をしているんですね。
フレミングの左手の法則は電流や磁界のようなエネルギーの向きを手で表しますが、ちょうどエネルギーの向きを掌で形作ると水晶を握る形になるのです。
コレクター向けの貴重な水晶。
幸運な出会いだと思います。
Smoky Quarz(煙水晶)
111x42x37mm
182g
Feldschijen, Göscheneralp,Uri, Switzerland
スモーキー・クォーツは和名が煙水晶でそのまんまなのですが、茶色をしているので水晶の中でもグラウンディングに適した石でもあります。古くから「悪霊払いの石」として有名で、邪気を寄せ付けず持ち主を護ります。
アメリカのヒーラーのJ・ドウ女史によると、スモーキークォーツは肉体に働きかける力がクリアクォーツよりも強く、エネルギーの影や不透明な部分に浸透しやすいとのことです。パワフルで明晰さを象徴しています。
アルプス山脈は実はヒマラヤ山脈と同時代の造山帯なので、今の大陸が完成する時に出来上がった古い地形だと思います。そのせいかヒマラヤ水晶とよく似た強い輝きと強い透明感、みずみずしさや陰気の強さなと、見分けがつかないほどよく似た石が発掘されることがあります。
繊細なバーコードの入り方や、再結晶のような表面。古い地形から生まれた水晶ならではの再成長のような印やカテドラル。ロシレムに似たヴィンテージ感や趣がありますね。
12月はクリスマスシーズンということで、街中のイルミネーションなど欧州テイストに溢れて来るからでしょうか。ようやくアルプス水晶のお目見えです。
関係ない話ですが、インド・ヨーロッパ語族という区分けがありますが、どちらもアルプス・ヒマラヤ造山帯付近の民族になるんですよね。古い山地に古い民族が集うのか。文化も言葉も全く違いますが、厳格な階級社会や文化様式の精巧さなど共通点もよく見られます。
そういえば私は水晶に苦手意識があった頃、中でも透明度が高く陰の気が強いヒマラヤ水晶が一番手強かったのですが、アルプス水晶の出品に時間がかかったのもヒマラヤ水晶と似ているからかもしれません。両方とも人体への影響力が高い水晶のような気がします。