ブルガリア産のガレーナ入りのクローライト・クォーツ・クラスター。
ガレーナやクローライトお影響で全体的に青いクォーツのクラスターになっています。
母岩部分にパイライトの共生も見えます。
ファンタジックなブルガリアの鉱物はついつい覗き込むように画像が多くなってしまいます。
星屑のようにキラキラ瞬く鉱物が多いように思います。
ブルガリアの鉱物資源といえば、マダン鉱山。
ここは金鉱石などの産地ですが、クォーツのような副産物も豊富です。
パイライトやガレーナのような鉄鉱石とクォーツ、ロードクロサイトやカルサイトとクォーツの共生など
ダルネゴルスクや内モンゴルのようなユーラシアの反対側と共通点が多いメタフィジカルな産地です。
クローライト&水晶のコンビはそこにあるだけで森のような清涼感。
天然のヒーリング鉱物です。
Chlorite, Quartz, Garena(緑簾石、水晶、ガレーナ)
60x41x20mm
37g
Madan Ore Field, Bulgaria
ブルガリアのマダン鉱山は水晶クラスターの産地で、パイライトと共生した水晶が採れます。すでに閉山されているという噂もあります。カルサイトやパイライトなどと共生し、アーティスティックで幻想的なクラスターが発見されています。
水晶とよく共生するクローライト。緑色や暗緑色のものが多いため、クォーツに青味を加えるのは中々珍しいかもしれません。パイライトやスファレライトなどのメタリックな輝きが華やかさを演出しています。クローライトは水晶ポイントの内部でファントムを形成する成分。水晶内部でイメージを形作る面白い鉱物ともいえます。強力なヒーリング作用があると言われるのは、スピリチュアルなエネルギーに反応する要素があるのかもしれません。
産地としても比較的珍しいブルガリア。珍しい産地の石はこちらの既成概念を覆してくれます。
ブルガリアは内モンゴルやロシアのダルネゴルスクとほぼ同緯度上にあります。この産地のいずれもクォーツにカルサイトが干渉したり、グリーンクォーツだったり、ヘマタイトやパイライトなどの鉄鉱類がクォーツに付着してたり、同じ鉱物の作用による水晶を産出しており、似た特徴を見せています。
内モンゴルやダルネゴルスクエリアはシリウスの時代を感じるエリアですが、植物を思わせるグリーンクォーツが産出されるのがシリウス的です。
シリウス文明はユーラシアにあったとも言われ、シリウスのエネルギーはユーラシア大陸に注がれたようですが、その東端がダルネゴルスクやかつての日本、西端はブルガリアなのかな?とも思います。