ファセットの上の方にまで柱面のレッジが昇るパキスタン産のヒマラヤ水晶
リモナイトがゴールデンヒーラーにもなっています。
照り照りの手触りと細かいバーコードのようなレッジ
ヒマラヤらしい透明感と比較的珍しいリモナイト付き水晶
癒しと輝きの強さで神々しい光を放っています。
表面には油分による虹色の輝きが
モンドクォーツのような神々しさ
内部に真っすぐと白い柱が立っており、虹も入っています。
精霊が棲み、寺院のように見えることから、Devic Tampleと言われています。
セルフヒールドされた裏面は、よく見るとレコードキーパーやトライゴーニックのような三角形のレッジに。
ここまではっきりとした形で刻まれているのは珍しいと思いました。
申し分のない照り艶
ヒマラヤ水晶の潤いとリモナイト・イン・クォーツの華やかさ
ヒマラヤ水晶特有のカテドラルのような荘厳さ
陰気の強いヒマラヤ水晶に明るさが与えられて中和されてる感じもします。
Clear Quartz, Rock Crystal(水晶、クリスタル)
57x29x29mm
51g
Shigar Skardu Pakistan
インド亜大陸がユーラシア大陸にドッキングして生まれたヒマラヤ山脈。その激しい造山活動によって生まれたのがヒマラヤ水晶です。地中の亀裂(ベイン)に染み込んだ石英から生まれる水晶は、小さなポケットが多く、一度にたくさん採れません。ヒマラヤ水晶は様々な形をした個性的な水晶が多いのですが、違うベインからは異なる形の水晶が発掘されるためだとか。そのため、バラエティに富んでいてユニークな形が多いのでしょう。
インド・ネパールの標高の高い産地がヒマラヤ水晶のイメージですが、ヒマラヤ山脈の西端にあるパキスタンのスカルドゥでも同じクオリティのヒマラヤ水晶が産出します。またスカルドゥ産の方がリモナイト・イン・クォーツやスモーキークォーツなどバラエティに富んだ水晶が出るようです。
ヒマラヤ水晶からは一時期モンドクォーツに対応するような水晶がよく出ていましたが、リモナイト付きの油分に虹がでる水晶を見ると、デジャブのようにモンドクォーツを思い出します。
ファセットにデジタルのように入ったレッジが分岐しており、カテドラルのようなダイナミックさ。リモナイトやDevic Tample、セルフヒールドのレコードキーパーやトライゴーニックなど、示唆に富んだ水晶です。