メキシコ産のピンク・ダンビュライト
ほんのりと柔らかい桜色の輝きと、キラキラと反射するシャープな結晶ライン
こちらは入荷した中で最大のもの。
まるでギリシャ神殿の柱のような、カテドラル感があるダンビュライトの結晶。
水晶ポイントのウィンドウのように、ぱっくり開いたダイヤ型のファセットを持ちます。
私にはダンビュライトのファセットが水晶のウィンドウのように見えてしまいます。
ダイヤはトランプのカードにもあるように、女性性のシンボル。
大きなダイヤ面を持つダンビュライトは、女性性に溢れた結晶だと思います。
こちらは石の半分が白くて、もう半分が透明なのですが、画像だとわかりにくいですね(^^ゞ
白さがある方も、蝕像になっていて、中々荘厳ですよ。
一つ一つピックアップして選んで来ました。
Danburite(ダンブリ石)
56x21x16mm
32g
San Luis Potosi, Mexico
トパーズとよく似た結晶の形ですが、ダンビュライトは底面に劈開がなく、硬度もトパーズより低いです。名前は原産地のアメリカのコネチカット州Danburyから採られました。
その輝きから、透明なダンビュライトはダイヤモンドの代わりとして用いられたそうです。
理性と感情のバランスを保ち、幅広い知性を授け、理想的な現実へと導くと言われています。天使の石とも言われ、天使界との繋がりを強めてくれると言われています。
ピンク色の輝きながら、とても知的な雰囲気を持つダンビュライト。知性を象徴する色は、青や黄緑のような寒色が多く、ピンク色はどちらかというと愛情面に作用するものが多いので、ピンクダンビュライトの輝きは、私たちが一般的にイメージする知性とは違うかもしれません。それは賢明さや知恵のようなものかも。
たとえば女性が愛を通して多くの知恵や賢さを身に着けて行くように、母親が子育てを通して様々なことを学んで行くように、ダンビュライトの知恵は愛情に関して人が学ぶはずの知性であり、人類愛でもあると思うのです。
ダンビュライトには独特の癒しのエネルギーがあり、鉱物標本に収まらない精神性を感じます。