大きなキャップを持つアメジスト・シード。
Seed(種子)状の形をしています。
ブログでも少し触れましたが、柱面のなりβクォーツに近い形は高温で生成されたものかもしれません。
ダブルターミネーションになろうとしているんですね。
こちらは海外のストーンヒーラーさんからの仕入れで、詳しい産地はわからないのですが、スノーキャップアメジストの産地のリオグランデドスール州ではないかなと思います。
ブラジルの南、ウルグアイやアルゼンチンに近くなると、ハイグレードのアメジストやピンクアメジストアメジストの産地が多くなります。
無骨な形ながらフェミニンさのあるアメジストに一目惚れ。
β型のクォーツとして、こんなに大きく成長したアメジストは稀だと思います。
小さくてきれいなコレクション用は多いですが
ヒーリング用の大きなタイプは日本では珍しいかもしれません。
こちらは一番大きなサイズで、アメジスシードのコーン型で種子のように柱面が谷になっている形がよく表れた一品です。
白いクォーツとアメジストの境にはキラキラしたドゥルージーになっている部分もあり、トライゴーニックや赤いリモナイトも入っています。
アメジストはシェブロンアメジストになっています。
この尖っている山型のストライプ部分が研磨すると、矢印のような形が美しいシェブロンアメジストになるのかもしれません。
スノーキャップアメジストと同形態だと思いますが、アメジストの色もクォーツの色も濃く
ここまで大きく成長したのも珍しいと思います。
スピリチュアルな雰囲気にあふれたヒーリングアイテム。
ちょうど手に収まりやすい形になっているのも親しみを感じます。
Amethyst (紫水晶)
92x56x50mm
235g
Brazil
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。世界各地で産出されますが、近年ブラジルやウルグアイで極めて色の濃い高品質で見事な結晶を持つアメジストが多数発掘されています。
頭頂のチャクラを司るアメジストの紫はとてもスピリチュアルで癒しの力と共に洞察力や直観力を養う色でもあります。
毎年のようにいろんなタイプのアメジストが市場に入って来るようになり、とても刺激的です。私自身がアメジストに強く惹かれ出したのもありますが、メッセージ性の高い鉱物だなと思います。自然放射線の影響で紫色に色づくわけですが、地殻変動によってなぜ放射線が生まれるのか、その時どのような活動や星からの影響があったのか。そう考えるとアメジストは元々スピリチュアリティが高いクリスタルなのかもしれません。
βクォーツ型のアメジストシード。この形状は高温で生成されるため、特殊な環境下にあります。ハーキマーダイヤモンドやアイスクリスタルのアメジスト・ドライゴーニック、ケニアのシリウスアメジストやセプターアメジストなど、スピリチュアリティが高くメッセージ性を感じる水晶になります。
上半分のクォーツ部分にトライゴーニックが現れ、下半分のアメジストにはザックリ入った成長線のレッジや、よく見るとレコードキーパーやトライゴーニックのような印も若干現れています。
上と下との境になる中央が一番結晶の形も色味もしっかりとしていて、ここから上下に伸びるように成長して行ったのでしょうか?通常の水晶の母岩から上にかけて成長するのとは違う成長の仕方をしていて大変興味深いです。シード型になって行く過程は水晶が内部で持っている自発的な力によって成長している。それがとても強いのだと思います。