単結晶のハーキマーダイヤモンドに見慣れていたせいか、一つ一つが大きくクラスターになっているこちらに胸を撃ち抜かれ入荷。
逆さにするとミッキーマウスのようにかわいらしさのある結晶原石です。
これだけ大粒だとハーキマーダイヤモンドの透明感、硬質な輝き、形の面白さがダイレクトに伝わります。
両剣水晶なので、完全体としての水晶の面白さも。
衝撃の跡も輝きを一層強くしています。
結晶の美しさと原石の無骨さもあり、美しさと野性味を感じさせるハーキマーのクラスター。
よく見ると、どれも先端が尖ったポイントと平らなタビーの陰陽水晶になっています。
乾電池のプラスとマイナスのように、パワフルなエネルギー集合体です。
ダイヤモンドと呼ばれるほどの透明感と硬質な輝きですが
鉱物的には水晶になります。
水晶の完全体とも言われるハーキマーダイヤモンド。
その透明感は原石ではダイヤモンドより美しいとか。
動画もご覧ください。
Herkimer Diamond Crystal Quartz
42x33x23mm
27g
Ace of Diamonds mine, Herkimer, New York, USA
アメリカのニューヨーク州ハーキマー地区から産出されるハーキマーダイヤモンド。ダイヤモンドと名が付くのはダイヤモンドに負けず劣らない透明度と硬質な輝きのせいだけでなく、発見時にダイヤモンドと間違われたせいもあるとか。小さな物がほとんどなので、大きい物は非常にレアになります。
両錐水晶としてはエレスチャルによく似ており、エレスチャルのように水晶の種と言う人もいます。また、最高のチャクラの石とされ、夢見の石とも言われています。別名ドリームクリスタルと呼ばれ、鮮明な予知夢を見る力を働きかけます。現地のネイティブアメリカンがドリームキャッチャーの飾りに使用したりしているそうです。まさに夢見に最適な石ですね。
ハーキマーダイヤモンドは水晶なので、みずみずしさのあるダイヤモンドといった所。高温で生成されるβクォーツに近い形状なので、大きな地殻変動によって生まれたのかもしれません。調べてみると、産地のハーキマーは北のアディロンダック山地と南のキャッツキル山地のちょうど谷間に位置するようです。どちらも緩やかな山地ですが、すぐ西にはオンタリオ湖があり、五大湖がありますので、激しい地殻変動の歴史を伺わせます。
夢見の石というのも、水の性質が強い石だからかもしれません。また種や粒のような形状をしているので、物事の始まりや成長などと縁がありそうです。未知の可能性を託すことで潜在意識に働きかける力があるのかもしれません。
ハーキマーダイヤモンドには希望や可能性といった明るい未来を強く感じます。「原石」がそもそもそのような可能性を意味しますし、それが種や粒のような形をしているのですから。鏡のように想いを映し出しパワーを与えるクリスタル。ハーキマーダイヤモンドの素晴らしさはこの形と透明感にあるんだと思います。