雪のように真っ白く石化したタイプの
デントライトオパールです。
デントライトオパールは
真っ白い碁石のように石化したタイプと
クリアな半透明なタイプがありますが
こちらはちょうどく両方とも半分ずつ
バランスよく入ったルースです。
半透明部分と石化した部分がちょうど半分に分かれていて
デンドライトの結晶もはっきりと表れている
デザイン性が高いルース。
高さもあるのでペンダント加工しやすいです。
全体的にルースとしての完成度が非常に高い
石というよりルース向きに加工されているタイプで
デンドライト・オパールでは比較的珍しいかもしれません。
ルースの右側から左へ斜めに
植物が枝を伸ばすようにデンドライトが伸びています。
その先には半透明のオパールが柔らかく結晶しています。
ルースのデザインとカットのバランスが絶妙です。
きれいに研磨されカットされていますので
傷やカケなどもない美品です。
鉱物名____Dendrite Opal/Merilinite
サイズ____23X14X07mm
重さ_____13.9cts./2.8g
石の処理___天然無加工
原産地____アフリカ
デントライトは鉱物の亀裂に混入したマンガンが浸透し、樹枝状に結晶したものです。結晶化したマンガンが植物や樹木もそのものに見るのは、自然の奇跡と言わざるをえません。鉱物自体はオパールなので、石の作用はオパールに属しますが、オパールの中にも樹木の成分が化石化したものから生成されたものもあるので、デントライト・オパールは古い地球の地層に眠る樹木の成分が形になった可能性もあるかもしれないですね。
オパールといえば遊色効果のあるキラキラした宝石が有名ですが、和名は「蛋白石」といって、もともと卵の白身の様に白いことから名づけられたそうです。デントライト・オパールはまさにその由来通りの真っ白な乳白色をしています。
オパールが幸運を運ぶと信じられていたのは、恵みや豊饒をもたらす力があるせいかもしれません。植物や木々をそのまま閉じ込めたようなデンドライト・オパールは、オパールの特質をさらに強めたような石です。真っ白な雪景色のデントライト・オパールは、雪の日に人が温かい気持ちになるような、そんな幸福感を運んでくれます。
デントライトはギリシャ語で樹木を意味するdendronに由来します。デントライトには樹木の記憶が残っていて、樹木や森の意識と繋がりをもたらしてくれる気がします。こちらの石を見ていると、冬の雪原に生える針葉樹を思い出します。この石のデントライトの成分も、上へ上へと結晶していく姿が樹木が枝を伸ばしているように見えるのです。
暑さが厳しくなっていく初夏。涼しくなる石を持ちたいものです。デンドライトの雪の景色は、体温を気持ちだけでもクールダウンさせてくれるかもしれません。
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | DEN0339LS |