結晶角が入ったファントム・アメジストです。
海外ではレース・アメジストと呼ばれています。
ブルーレースのレースですね。
こちらはアメジストの結晶が面となって
ルースの真ん中に閉じ込められた様子。
少し白いクォーツに囲まれて
アメジストがその中で紫に光ります。
青の洞窟という美しいスポットがありますが
まるで紫の洞窟のようです。
光に反射して内側からも光っているように見え
また表面のクラックから差し込んだ光に反射して
結晶のキラキラとした瞬きが表面に現れます。
まるで紫の絵具を水の中で散らしたような
アメジストの煙の中に黄色いシトリンや
赤い粒粒のレピドクロサイト(鱗鉄鉱)も入っているようです。
絵画のように贅沢で飽きない一品です。
鉱物名____AMETHYST (紫水晶)
サイズ____30X29X05mm
重さ_____29cts./5.8g
石の処理___天然無処理
原産地____ブラジル
鉱物の形成の過程で水晶が紫色になったものが紫水晶=アメジストです。この紫は天然の放射線の影響だということが近年発見されました。アメジストは水晶系の中でも複雑な構造を持つため、結晶の割れやクラックなどが目立つものが多いですが、それがまた本物のアメジストの証拠でもあります。パープルの色が濃いほど貴重で、熱処理をすると黄色になりアメトリンやシトリンと称して流通していたりします。
古代より多くの宗教で紫は高貴な色として見なされていたため、アメジストも同様に高貴な人々に愛されて来ました。
この石を身に着けていると酒に酔わないという迷信は、アメジストが人を理性的にさせるからでしょうか。真実の愛を守る、愛の守護石とも言われています。
頭頂部のチャクラを表す紫のアメジスト。アメジストの紫が示す「愛」はスケールが大きく、多くの場合霊感や直感などとして現れるのだと思います。紫色は高貴な色として特別扱いされるのも、直感や霊感があらゆる創造や想像緑の源でもあるから。こちらの石は紫をベースにファントムが紋章のように入っていて、ルース自体がどこかの組織の紋章のように見えてしまいます。
アメジストの中のファントムは結晶が積み重なった鉱物の歴史の一幕のようなものですね。鮮やかな紫から突然真っ白な白いクォーツへ。その逆かもしれませんがこの時一体何が起きたんでしょう。こちらのファントムの切断面のような鋭い鋭角を見ると、石の中で大きな変化があったのかもしれません。ファントムアメジストにはそのような内面での大きな変化を促す力があるかもしれません。一度生成が止まったアメジストに水晶が降り積もる。そのためファントムアメジストには「困難を乗り越えて成長する」との意味があると言われています。
人生でも年代ごとに大きな変化や次のステージへ移ることを強いられる局面があります。アメジストからクォーツへ。ファントムアメジストの結晶は次のステージを控えている人にとってとても心強く映るかもしれません。