バラエティ豊かなカルサイトが採れる中国
ヒマラヤの東の雲南省から、まるで白珊瑚のようなカルサイトが届きました。
恐らく世界一のカルサイト産地ではないかと思う中国
多種多様な鉱物から、水晶への干渉など、カルサイトの影響が非常に強いとエリアだと思います。
中国大陸のほとんどが内海だった時代があるので、その影響でしょうかね...
こんな珊瑚と見まがう程の鉱物が採れるのは
底面やサイドは置きやすいように研磨してあって、中の模様が見えるのですが
ラインが入っているのがアゲートのようでもありますし、マーブル状の色味が大理石を思わせます。
大理石もカルサイトから成りますしね
二つ入荷してて、一つは自分用になっています。
ラブリーでとってもかわいいのに、丈夫でしっかりしています。
材質も珊瑚を想像してもらえればと思います。
Calcite(方解石)
56x49x38mm
65g
中国雲南省
菱形の壁開性を持つカルサイト。薄い花びらのような結晶が何枚も重なった結晶や、大きな菱形のキューブ状のもの、犬歯状のステラビームカルサイトなど、大きさも形状も個性的でいくつものタイプがあります。カルサイトは石英(クォーツ)と共に最もポピュラーな鉱物の一つで、鉄分が入ると金色やオレンジに、マンガンが入るとピンク色になります。
カルサイトのカルはカルシウムや石灰を意味しますので、水に強くありません。また、カルサイトが粒状になった集合体は大理石(マーブル)になります。体内の毒素の排出やカルシウムの吸収作用を助けると言われ、繁栄や成功、希望を表すとみなされています。
地球にたくさん眠っている普遍的な鉱物は、逆に言えば地球を構成している主要成分でもあります。カルサイトやカルセドニー、クォーツやアゲート、セレナイトなどよくある鉱物が私たちと親和性があるような気もします。どこか柔らかみがあるのも共通しています。
カルサイトもカルセドニーも柔らかいエネルギーで親しみやすい鉱物。鉱物の持つ緊張感が少なく、こちらをリラックスさせてくれるような穏やかさがあります。
成分も形状も白珊瑚に近いと思いますが、中国の雲南省はカルサイトの名産地で、
スワロウテイル・カルサイトやフラワー・カルサイトなど魅力的なフォルムのカルサイトが採れるようですね。
インテリアとしてもかわいいですし、カルサイトの柔らかい雰囲気に癒されます。私は白珊瑚をクォーツのコレクションのお供にしていますが、
鉱物のコレクションのお供にいいと思います。人もですが鉱物にもよい影響を与えてくれる石です。