ユーディアライト 永久凍土の愛 42.5cts./ ルース・カボション

平たく大きなドロップ型
ピンク色なのでまるでハートのようにも見えるユーディアライトです。

色も見事ですがご覧の通りカットがとてもきれいな一品です。
弧を描くような丸みと均等にカットされた厚みはほぼ完ぺき。
石の安定感、クオリティと技術の高さを感じさせます。

ビーズは機械加工ですがルースは職人さんの手によるものです。
一つ一つ石の一番よい部分を切り出し
心を込めてカットされているルースは大量生産品ではありません。

ユーディアライトとは思えないほど
薄紫色のパープルに覆われたルースです。
ラベンダー畑のように一面に鮮やかな藤色がルースを覆っています。

個性の強いユーディアライトの中で
こちらのようなやさしい雰囲気のユーディアライトも
ユーディアライトのイメージを変える面白い一品だと思います。




鉱物名___Eudlialyte

サイズ___36X28×5mm

重さ____42.5ct./8.1g

石の処理__ナチュラル

原産地___ロシア



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ユーディアライトはスカンジナビアのロシア側にある、ラップランド地方のコラ半島で産出され、この地の原住民の間では「戦いによって流された血」という伝承があるそうです。そんな伝承を聞くと、こちらのユーディアライトの赤も大地に流された血のように見えてくるから不思議です。

ユーディアライト(Eudialyte)のeuは、ギリシャ語で溶けやすいという意味で、実際ユーディアライトは変質しやすく、乾燥が激しかったり環境がよくない所で保管されていると、劣化が早いようです。

コラ半島はオーロラが観測される地方です。北極圏に近いエリアで発見される鉱物には、比較的新しいものが多く、新しい時代のメッセージを携えて私たちの元へやって来るのではないでしょうか。




ユーディアライトの伝説は、兵士が流した血というなんとも痛ましいものです。実際ユーディアライトには過去のトラウマを再起させるような作用があり、ユーディアライトが変容を意味するのはその変質しやすい鉱物の性質とともに、持ち主に過去の痛みを洗い流し変容を促すためだと思われます。

寒いロシアの石であるユーディアライトは冬の季節によく似合う石です。寒ければ寒いほどより一層その赤い輝きが増すように見えるのはなぜでしょうか。まるで永久凍土の黒土に埋もれるかのようにバラのような真紅の輝きと葉のようなグリーンが見えます。冷たい大地に散った赤いバラのような面影がある石です。

底冷えするような寒さの中でユーディアライトは忍耐強い女性のような芯の強さとその美しさを見せます。東北の震災では東北の人たちの我慢強さ、忍耐強さに多くの人が感銘を受けましたが、ユーディアライトにはどんな困難にもじっと耐え忍びそれがそのまま気品となって現れた本物の美しさのようなものを感じさせます。どんな困難も苦難も受け入れる力を持ち、取り乱さずに自分を保つのは簡単なことではありません。けれどユーディアライトを見ていると、辛い現実の中にあっても輝きを失わず、だからこそより美しく輝いて見えるということもあるのかもしれないと思います。





ユーディアライト 永久凍土の愛 42.5cts./ ルース・カボション

販売価格 SOLD OUT
型番 EUD1091LS

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