アリゾナ産のクリソコラです。
この地域のクリソコラはアゲートやクォーツが入っているものが多く
こちらも半透明の部分が見えますので
アゲートもしくはクォーツが混入していると思います。
アゲート化、クォーツ化したクリソコラは硬度が高くなり
石全体に透明感が現れ、発色も鮮やかになります。
今回加工地がアメリカではないので価格を抑えることができました!
青いクリソコラの中にクリソコラと共生する
エンジ色のキュープライトが見えます。
青色が際立っていますが、色の薄い部分は
クリソコラらしいグリーがもう少し入っています。
左下サイドに白い研磨跡があります。
ターコイズの産地でもあるアリゾナ産のクリソコラは
アリゾナ・ブルーのターコイズとよく似たブルーが入っており
爽やかなアメリカの大地の風を運んで来てくれます。
ターコイズブルーがよく表れている一品です。
鉱物名___Chrysocolla, Quartz(珪孔雀石)
サイズ___38X24X06mm
重さ____31cts/6g
石の処理__非加熱
原産地___アリゾナ州(アメリカ)
クリソコラは銅鉱床にマラカイトなどの他の鉱物を伴って産出される混合鉱物です。硬度が低いため、ターコイズのように一般的に強化処理が施されます。
クリソコラの名前の由来は、ギリシャ語で「金を繋ぐ石」という意味です。その名の通り、繫栄、幸運、仕事の成功を象徴する石とも言われます。これまでターコイズが担っていた役割の一部が、クリソコラに移って来ているとも言われています。
深い海の青と森の緑を持つクリソコラ。青も緑も地球の色で、私たちをリラックスさせるとともに、地球意識と同調させてくれます。ターコイズやジェムシリカなど美しい青と緑の石が採れるアリゾナ。またこれらの石にクォーツやアゲートが染みこんでいて、クオリティも高いのが特徴です。他の産地の石と比べて、清々しい清涼感が溢れるのは、アメリカというお国柄のせいでしょうか。新しい時代の新しい国であったアメリカも、少しずつ古くなっていますが、それでも常に若さと行動力を求め、オープンで明るく楽観的な国民性は世界でも稀だと思います。一方で、鮮やかな色の天然石が採れる地域は、古代に大きな地殻変動があった場所で、火山活動や地震などいまだにその名残があります。この地域では良質な天然石が採れ、世界最大のミネラルショーも開催されます。世界中から巨大な鉱物やレアな天然石がこの地に集まり、大きな集会のようでもあります。いわば現代の天然石の聖地のようなアリゾナから生まれる石は、未来の地球の指針や情報を携えてやって来るのではないかと思います。