ポーセリン(ポーセライン、ポーセレン)とは
「陶磁器」のことで陶器のようにツルツルで
美しいジャスパーという意味でしょうか。
ジャスパーはあまりにも枝分かれした種類が多く
複合成分で出来ているので分類も大変です。
こちらはグレーベースに抽象画のようなラインやデザインが入った
絵画的なルース。
モノトーンのシックな雰囲気は和風庭園や建築の石畳みを思い出します。
ミニマリズムのようなシンプルな美しさ。
白い斑点が夜の雪のように見えます。
滑らかに研磨されカットされています。
鉱物名____PORCELAIN JASPER(陶碧玉)
サイズ____32×22x5mm
重さ_____23.7cts./4.5g
石の処理___天然無処理
原産地____アフリカ
ポーセリンジャスパーはジャスパーの一種であるというだけで、あまり詳しい解説が見当たらないのですが、ポーセリンジャスパーは「火山活動などによって生まれた粘土質が熱によって変成したもの」らしいです。この陶器のような質感は粘土質から来ていると思えば納得です。陶器も粘土のような土を焼いて出来るのですからよく似ているはずですね。
形成過程において火山活動が影響しているのは、ガラス質のフローライトや黒曜石がありますが、碧玉の一種である翡翠とお仲間みたいなもので、翡翠も地殻変動などによって生まれた断層で採掘されるので、この粘土質から生まれるポーセリンジャスパーは、翡翠と同じく古い火山活動による賜物なのかもしれません。
極めてきめ細かい女性の肌のような質感とピカピカに磨かれた鏡面のような滑らかな表面をしています。
もともと守護力が強いジャスパーであり、大地の深い地層と繋がっている石。グラウンディングに最適でしょう。
ジャスパーは大地との繋がりが強い石なので、わりとワイルドで力強い石が多いのですが、こちらのポーセリンジャスパーはそんなジャスパーの中でもその白さのためかどちらかというと女性的で柔らかな雰囲気に溢れています。ジャスパーの猛々しさは減り、知的で洗練された落着きや母なる大地のような母性的な包容力を感じます。
母性や女性性というと月に関する石が多いですが、地球の外にあるのでどこかフワフワしています。こちらの落ち着いた色をしたジャスパーは、地に足が付いた感じで、母なる大地という感じです。どこか女性的に見えるポーセリンジャスパーはいろいろなものを受け入れるにつれ賢さを身に着ける大人の女性のような落ち着きや包容力を感じます。