ウミユリの化石のルースです。
ユリのような美しい植物のような形をしたウミユリですが
化石はご覧のようにかなりパンクな一品です(^^ゞ
ウミユリはヒトデやウニと同じ仲間で非常にもろい節からなる棘皮動物
そのためバラバラになった節がご覧のように集まって
ルースにカットされるとたくさんの円形やら何やらが集まっています。
ウミユリの化石はネジのボトルのような形をしていますので
ルースの円形はボトルの断面でしょうか。
私には宇宙人のような顔が見えるのですが・・・(^^ゞ
とってもにぎやかで楽しい、騒々しい宴を見ているようです。
奇しくもお花見シーズンまっただ中(笑
少しピンク色をしたウミユリの化石たち
まるで夜桜の下の宴会のようなにぎわいをみせています。
滑らかに研磨されカットされています。
100カラットあり、5cm近い直径のある大きなルースです。
鉱物名___Fossil Crinoid(梅花石)
サイズ___46X46X6mm
重さ____100cts./20g
石の処理__ナチュラル
原産地___オーストラリア
ウミユリは海百合と書くため、海の植物のように思われがちですが、ウニやヒトデと一緒の棘皮動物の一種で植物ではありません。ユリのように茎を持ち広がる花のような腕がある姿をしています。生物誕生の起源と言われるカンブリア爆発時に誕生したと言われています。骨格が複数の節に分かれており非常にもろいため、化石はまるでネジのボトルのようないくつもの骨がバラバラに集まったものになっています。
現在もウミユリは現生しており、生きた化石とも呼ばれています。澄んだ水で生息するため、水質が安定している深海に生息しています。古代は海が汚染されていなかったため、浅瀬でも生息していました。そのため日本でも海外でもウミユリの化石を発見することができます。現在は限られた所でしか生存していませんが、化石数が多いことから相当な数のウミユリが原始地球で生息していたと考えられます。
日本ではフォッシルコーラルを菊目石、ウミユリの化石を梅花石と呼んでいます。梅の花そのものの化石が残っている石は、古くから殿様への献上品として天然記念物にもなるほどの高級品です。見事な梅の花の形が「永遠の生命を封印した石」として大変な評価を受けています。北九州にあるものが有名で、古来より奇石の一つとして珍重されています。尚、同じ梅花石と呼ばれるものに流紋岩(ライオライト)から出来る石もあります。
あまりの奇抜さに購入するのを随分迷って、でもどうしても気になって気になって、結局あきらめたつもりが気が付いたら買っていた石です(^^ゞ
なので他にも購入を考えていたのですが、こちらだけ仕入れることになりました。円形のカットのルースは他の形と比べて数が少ないので、それも理由かもしれません。まるで惑星のようにも見える不思議なルース。黒い背景とたくさんの内包物が宇宙に浮かぶ星々や銀河のような宇宙的なイメージを掻き立てます。
石の中に詰まったたくさんの要素は、とてもにぎやかで原始的なイメージに溢れています。たくさんのアイディアやインスピレーションの源にもなりそうな、そんなイメージがわきました。やはり見た目どおりとてもパワフルで、コミカルなデザインは、漫画のキャラのようにも見えおもちゃ箱をひっくり返したようなにぎやかさです。
海外でも珍しい化石系のルースの人気が高まっています。ルースになることでその美しさや力強さが伝わりやすくなり、広まっているのかもしれません。化石ほどグラウンディングに最適な石はないとも言えますので、落ち着きや確かさをもたらすヒーリング効果を実感する人も多いと思います。
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | CrI0113LS |