国産の水晶です。
宮崎県西米良村産です。
ヒマラヤ産やブラジル産など海外産の水晶が多く流通してい中で
国産の水晶をお目にかかる機会は多くないかもしれません。
こちらは手のひらサイズの水晶ポイントですが
まるでブラジルのレムリアンシードのようにはっきりとした条線と
少しミルキーかかった柔らかい光を放つ水晶です。
受ける印象として、外国産の水晶が硬水だとしたら
国内産の水晶はまるで軟水のような柔らかさがあります。
海外産の水晶にはない個性だと思います。
やはり日本人には日本の水晶がとても合うのかなと思ってしまいます。
鉱物名___Quartz, Crystal Point(水晶、クリスタル)
サイズ___54×12×18mm
重さ____11.8g
原産地___宮崎県西米良村板谷(東京ミネラルショー2016)
鉱物的にも俗称にも様々な呼び名がある水晶。鉱物的には石英類(Quartz)として、その中でも透明な水晶をクリスタル(Rock crystal)、クリア・クォーツと呼んで分けられています。パワーを強化し、チャージし、エネルギーを安定させ調和させる力があります。鉱物の代表的な存在で、すべての鉱物やエネルギー体に働きかける力があります。
水晶はその昔、本当に水が鉱物になったものだと考えられていました。水晶は珪素が結晶した鉱物で、様々な鉱物を内包し、付着したものが産出されます。水晶自体も石英の一種として様々な鉱物に浸透し多くの石に輝きや潤い、強度を与えます。それはまるで水のように自由自在な浸透力のため、水晶の性質は極めて水の性質と近いものがあり、昔の人が水が石になったものと考えても不思議ではありませんし、ある意味その通りではないかとも思います。
水晶はまるで水が鉱物になったような鉱石で、その力は他の天然石のパワーを増幅するだけでなく、周囲のあらゆるエネルギー体にパワーチャージする性質を持っています。時にその力が強すぎて持ち主への刺激が強すぎることもあります。水晶は周囲や他の石の潜在的なパワーや響きを強く、クリアにする力があるように思います。いつの間にか周囲の石でオーケストラを組んでいるような感じです。
日本産の水晶は初めてなのですが、こんなにも柔らかく親しみやすい石だとは知らず驚きました。水晶に対する私の印象が180度変わりました。これまで水晶は硬質な響きのため苦手な所があったのですが、国産の水晶にはそんな硬さがありません。人は思っている以上に水の影響を受けやすいもので、育った土地の水で出来上がっているような所があります。土地が変わると水が変わる、海外に行くと現地の水が合わなくてお腹壊すことも珍しくありません。水がおいしい地域とそうでない地域は歴然としています。お米やお酒がおいしい地域は何より水がおいしいですね。日本の水は軟水なので、硬水が苦手な人も多いと思います。水晶も同じで、国産の水晶の方が相性がいい人もいるかもしれませんね。
原産地の宮崎県は阿蘇山や新燃岳のある霧島の間にある山間部です。常に噴火している桜島やスーパーパワーを持つ阿蘇山などの活火山がある九州はとても地殻変動が大きい地域だったでしょう。水晶のような鉱物は古代に地殻変動があった断層帯で産出されます。九州南部は鉱物に恵まれた地域かもしれません。