セプタリアン ダリア 26cts./ ルース・カボション


卵型のノジュール(塊)状の原石の表面にグレーの粘土質
内側にブラウンのアラゴナイトとさらに内奥に
美しいハニーゴールドのカルサイトとからなるセプタリアン

まるでそのノジュールのようにカットされた
ユニークな形のセプタリアンのルースです。

アラゴナイトのストライプに
カルサイトの結晶がオシャレなコントラストになっている
まるで60'sのオールドファッションのような
レトロな雰囲気のデザインです。

カルサイト部分がダリアの花びらのように細かく結晶しています。

滑らかに研磨されカットされています。
裏面もカルサイトがきれいに表れていますので
両面どちらとも魅力的なルースだと思います。




鉱物名____Septarian(泥灰岩)

サイズ____62X40X04mm

重さ_____87cts./17.4g

石の処理___天然無加工

製造国____インド




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セプタリアンは、セプタリアン・ノジュールと呼ばれる球状の岩石から採れるもので、海洋生物などの死骸を核に火山岩や泥などの堆積物に覆われ丸く固まったものに亀裂が入り、その部分にカルサイトやラゴナイトなどが形成されて生まれたものです。大きなものは1m前後の丸い岩石となり、俗にドラゴンの卵と呼ばれる所以です。

割れた内面が亀の甲羅のような模様に見えることから、日本では亀甲石とも呼ばれています。




ノジュールを割った角度によって、雷が走ったような激しい亀甲のような模様からこちらのやさしいハニーゴールドのカルサイトが見えるものまで、セプタリアンには相反するような個性があってとても面白い石だと思います。甘い蜂蜜色をしたカルサイトの美しさが何より美しく、甲羅部分のアラゴナイトがより一層カルサイトの甘さを引き立てているようです。成長過程は他の石と同様、生物の死骸や微生物の置換で出来るオパールやアゲート、カルセドニーなと同じようなもので、セプタリアンのカルサイトがどこか柔らかさを感じさせるのも、有機的な作用によって生まれたからかもしれません。

秋色をしたハニーカラーのセプタリアン。秋は枯葉や落ち葉が土に還って行く季節で、有機物に土や泥が積もって生まれたセプタリアンの成長過程は、まるで土に積もる落ち葉がやがて土の一部となって土壌を豊かに形成するように、死と再生によって生まれた豊かな結晶そのものです。



セプタリアン ダリア 26cts./ ルース・カボション

販売価格 SOLD OUT
型番 SEP0084LS

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