原産地の名前からデスバレー・ジャスパー
またはインディアン・ペイント・ジャスパーと呼ばれる
原産地限定の特産品のルースです。
アメリカのカリフォルニア州デスバレーで産出されます。
デスバレー・ジャスパーは砂漠の荒野に夕陽が射したようなデザインや
褐色の背景に様々なラインが交錯する抽象画のように見えるものが多いです。
こちらは動物の牙やナイフのように見える個性的なカットのため
気づきにくいですが、中央に向かって道が伸びる風景のようにも見える
風景石でもあります。
まさにデスバレーという名前がぴったりな光景のルース。
乾いた大地に生きるインディアンのプリミティブな息吹が伝わって来そうです。
表面は研磨の際にあえてツヤ消しで仕上げされており
マットな感じですが触るとツルツルです。
個性的なフォルムは現地の職人さんのデザインです。
ルースの模様が強調されるようにカットされています。
鉱物名____DEATH VALLEY JASPER/INDIAN PAINT JASPER(碧玉)
サイズ____44×18x5mm
重さ_____35.5cts./7.1g
石の処理___天然無処理(マットステイン研磨)
原産地____デスバレー、カリフォルニア州(アメリカ)
デスバレー・ジャスパーは観光地で有名なカリフォルニア州のデスバレー産の堆積岩から成る天然石です。現在は採掘が不可能と言われています。特徴的な黒いライン状のデザインやカラーは、岩石中の鉄分とマンガンによるものです。ツヤを出す通常の研磨剤ではなく、ツヤ消しのステイン剤でマット仕上げされるのが一般的です。
夕陽が射した荒野のような光景を見せる風景石や抽象画のような石まで芸術的なデザインを持つものが多く、研磨の楽しみがあるため一部の愛好家に人気があります。
ジャスパーは世界各地で産出されるオーソドックスな石ですが、混合成分によって実に色鮮やかで多彩なデザインを見せます。デスバレー・ジャスパーは見事な風景を見せるジャスパーで、ハイクオリティのものは同じくアメリカの内陸部が原産のオワイヒー・ジャスパーのようにあたかも原産地の野山の光景を切り取ったようなデザインを持っています。ジャスパーは特別高価な石ではありませんが、風景を見せるランドスケープ・ストーンは大変希少な価値が生まれ、コレクターにとって垂涎の的でもあります。