立体的な結晶が美しいバナジナイト
原石や鉱物標本としてコレクターに人気の石ですが
ルースカットされたものが入荷しました。
情熱的な真っ赤な色彩とくっきりとした結晶面によって
キラキラ反射する大変華やかな石
アクセサリーにお似合いのゴージャスな天然石ですね。
バナジナイトは硬度が低いため大変もろく
アクセサリー向きではないと言われていますが
こちらはミニ結晶がクラスターになって張り付いていますので
もろさはありません。
ピンク色の母岩もとても美しく
北欧の女神から名づけられたというネーミングにぴったりの
どこか女性的なエネルギーを感じさせる石です。
鉱物名___Vanadinite(褐鉛鉱)
サイズ___24x17x10mm
重さ____36ts./7.2g
石の処理__ナチュラル
製造国___インド
鉛鉱床から産出される鉛の一種であるバナジナイト。バナジウムという元素を主成分とする鉱物で、六角形の結晶を持つためとても立体的な結晶を形成します。1830年に発見され、北欧神話の愛と豊穣の女神バナジス(Vanadis)にちなんで名づけられました。
精神を安定させ、明晰な思考をもたらすと言われています。理想を抱き気持ちを前向きにしてくれるそうです。古くは呼吸器系や膀胱の不調に用いられたと言われています。
メキシコやアメリカが原産地ですが、モロッコ産もあるようです。
バナジナイトの輝かしい赤は、情熱や愛情の持つ赤なのかもしれません。豊かな愛のエネルギーはやがて豊穣さを育み、生命を生み増やして行くのかもしれません。バナジウムのたくさんの子供たちのような結晶は、女神の溢れんばかりのエネルギーを表現しているかのようです。寒い冬の季節のかがり火のように赤く輝くバナジナイト。北欧のように寒く暗い地方ほど、明るさを求める心は強いでしょう。女神の赤い炎は、寒い地域の人々にとって救いの炎。生命そのものでもあるかもしれません。
冬に入り北欧のような寒さが始まるこの季節は、バナジナイトの価値がよりいっそう心に響いて来ます。