ピカソジャスパー  デストピア 31.7cts./ ルース・カボション


ピカソの絵画のようなデザインから
ピカソジャスパーと名付けられたジャスパーです。

カラフルなものもありますが、こちらのようなモノトーンで
ネット状のラインが縦横無尽に広がっている
ピカソ晩年の作品によく似た雰囲気のタイプが多いです。

癒しとは程遠い石ですが、シンプルながらもダイナミックな迫力があり
その力強さはメンズ向けのアクセサリーなどによいでしょう。
こちらはブラックオンリーの潔いルース。
黒曜石のような黒の持つ美しさ。
墨汁のような黒さは光によって時に青く見えるのかもしれません。

デザインはコワモテですが、ジャスパー特有の
きめ細かい質感でとてもツルツルして気持ちよいです。
そのきめ細かい石質がこの石のデザインに
絵画のようなディテールを与えているのかもしれません。

滑らかに研磨されカットされています。





鉱物名____Picasso Jasper(碧玉)

サイズ____33×25x5mm

重さ_____31.7cts./6.3g

石の処理___天然無処理

製造国____インド




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ポーセリンジャスパーのように極めてきめ細かい女性の肌のような質感とピカピカに磨かれた鏡面のような滑らかな表面を持つピカソジャスパー。あまりにも絵画のような石なので、ピクチャージャスパーと混同しそうになりますが、まるで枯れ木の森のような独特の風景を持つのがピカソジャスパーの特徴。

巨匠が至った最後の境地と呼ばれるピカソの晩年のイラスト画は、一切の色彩を排除しひたすら男女の肉体の線が絡まるように描かれた作品群です。ピカソジャスパーの凄みのある迫力は、生と死の狭間で見える諦念なのかもしれません。





ジャスパーは大地との繋がりが強い石なので、わりとワイルドで力強い石が多いのですが、ピカソジャスパーはその中でも強烈な石。まるでホラーなこの石は、11月のさそり座の季節を象徴しているように思います。

さそり座の季節はこれまで明るかった夏から秋の日差しが一気に冬に向けて暗くなる時期。本格的な冬の季節よりも、暗さを実感することが多くなる時期です。真冬の暗闇に慣れた頃よりも、日の光が少しずつ減っていくこの季節は、ホロスコープ上でも人の生命が少しずつ燃え尽き、死への闇へ帰っていくそんな時期を象徴しています。さそり座生まれのピカソは、エロスとタナトスをとことん追求した芸術家で、晩年にはピカソジャスパーのような絵をたくさん描き続けた人です。人が持つ獣性や欲望、心の中にある闇などきれいごとではない部分が人を突き動かし人生を彩り描いていくもので、それはカラフルな油絵の下地にある白黒のデッサン画のようなものかもしれなく、最晩年にピカソが描いたようなピカソジャスパーは、人間のそんな本質部分を剥き出しに見せているのかもしれません。




ピカソジャスパー  デストピア 31.7cts./ ルース・カボション

販売価格 SOLD OUT
型番 JAS0306LS

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