フォッシルコーラルは古い物で億単位の年月をかけて
化石化(フォッシル)した珊瑚(コーラル)のルースです。
レッドホーンコーラルはユタ州原産の赤珊瑚
その化石が牛の角のように見えることからホーンコーラルと呼ばれています。
シリカ化した石の中に花弁や口紅のように赤く彩られたレッドホーンコーラル。
きれいに残っているものはルースカットされてしまうためきれいな化石はレアなアイテムです。
強い生命力を感じさせるレッドホーンコーラル。
角がなく丸みのあるハンコのような形をしていますのでお守りにもよいと思います。
日本の宝石協会は珊瑚を3月の誕生石としています。
情熱的な赤珊瑚は3月の終わりから4月にかけての牡羊座にぴったりな気がします。
海が少しずつ明るくなっていく季節は珊瑚の季節の始まりなのかもしれませんね。
Utah Red Horn Coral
25x22x27mm
15.1g
アメリカ・ユタ州産
珊瑚はもともととてもカラフルな色彩を放つ海の無脊椎動物で、その記憶そのままにプリントされたかのように石化したものはまるで菊やひまわりを想わせるような美しく咲いた花になっています。レッドホーンコーラルは、珊瑚類の中でも四射サンゴ類(Rugosa)と呼ばれる絶滅種の古代珊瑚で、化石化したものはタコの吸盤のような模様を持つコーラルです。
アメリカのユタ州はおよそ3億5000万年前、アンモナイトが誕生した後のデボン紀の時代は広い浅瀬の海でした。レッドホーンコーラルはユタ州で採れる赤いフォッシルコーラルで四射サンゴ類はデボン紀に繁殖しその後のペルム紀に絶滅しました。ホーンは牛の角を意味し、ウミユリの化石が牛の角のように見えることから名づけられました。古代に海だったためユタ州は石灰岩質の土壌を持ち、珪化木など様々な化石や天然石が豊富に採れる化石の名産地でもあります。
レッドホーンコーラルは半透明の石の中に包まれていますが、これは微生物の死骸など様々な古代の動植物の成分と混じり合い置換され、シリカ化したものです。
長い時間をかけた古い化石は鉱物と変わらぬ古い記憶を内包していて、原始地球の強いエネルギーを持つと考えられています。
フォッシルコーラルの中でも珊瑚の原色に近い赤いものは珊瑚の生命力をより強く残しています。レッドコーラルはしばしば強すぎるほとの生命力で、それは珊瑚の長い歴史と海での繁殖力の強さによるものかもしれません。性格の強い人だと勢い余って余計気が強くなったり、積極的になったりします。その逆のタイプの人が持つとちょうどいいかもしれません。
情熱的な赤色は、牡羊座のカラー。強い積極性と朗らかな明るさは、新年度の始まりである牡羊座の季節にとてもふさわしい石です。