情熱的な桃色に、大理石のようなデザインのロードクロサイト
スクエア型のカットなのでまるで絵画のように荘厳です。
色もデザインも面白い
そんな個性的で趣のあるロードクロサイトが大好きなのは
マーブル(大理石)のように見えるからでしょうか。
鉱物の生々しさも感じられます。
桃色が濃く、原石に見られる放射状の結晶が残っています。
鮮やかな桃色に川のような太いラインが横切る地図のようなデザイン
見飽きないコレクションルースです。
Rhodochrosite, Incarose(菱マンガン鉱)
25x18x5mm
28.5cts./5.7g
インド(製造国)
ロードクロサイト、またの名をインカローズと言います。インカローズはかつてインカ帝国があったアルゼンチン産のものを指し、花びらのように結晶したロードクロサイトを指します。本来なら結晶層のあるロードクロサイトが正統なインカローズなのですが、なぜか結晶層のない鮮やかなピンク色をしたロードクロサイトがインカローズとして高値で取引されていたりします。
ロードクロサイトの”ロード”はギリシャ語で薔薇を意味するローダス(Rohdes)から来ています。炭酸系の鉱物で、硬度が低く傷つきやすい石で塩分も含みます。この石に限って、水や塩の浄化は避けましょう。インクルージョンの黒い部分がにじんで広がったり、表面が荒れたりします。
薔薇の名前が付くように、極めて女性性が強い石です。ホルモン分泌を活性化し、鬱の症状を緩和するとも言われています。
インカローズと呼ばれるアルゼンチン産は鮮やかなショッキングピンクのものが多く、アフリカ産など別の産地のものは落ち着いた色のものが多いようです。
女性性の象徴でもあるピンク色は心臓部のチャクラを示します。性的な意味での女性性は同時に生命を産み出す母体としての役割を持ち、受肉のスタートを司ります。新しいサイクル、サイクルの再開など桃色の石には人を次のステージ、ステップへ促す力があるようです。それはその人にとってのリニューアル、あらゆる生命や生き物の集団のサイクルの始まりを象徴しています。
恋愛関係の出会いの石としてローズ石は有名ですが、恋愛に限らず現状を打破したい、新しい可能性を発見したいなど身体的な作用だけでなくメンタル面での刺激もある石です。新しい自分を発見したいなど、女性に限らず男性にもリフレッシュ効果のある石です。