ダルネゴルスク産のフローライトの結晶です。
透明なんですね〜
個性的な水晶の産地で有名な日本海に面したロシア沿岸部にあるダルネゴルスク
豊富な鉱物資源の産地です。
まるで水晶のような透明感ですが、フローライトの結晶でほぼ正立方体。
キューブ状の結晶に圧力が加わったり新たに派生したり、いろんな干渉が起こっているのが垣間見えます。
とてもクリアでひんやりとしたロマンチックな佇まいの結晶
水晶のように硬くないため、やわらかな光を放っています。
冷たくひんやりしています。
Fluorite(蛍石)
21x16x16mm
6g
Dalnegorsk, Russia
フローライトは熱水鉱脈や温泉地帯で産出されるガラス質の鉱物です。和名は「蛍石」と言われ、原石は実に様々なカラフルでユニークなバリエショーンがあることで有名です。原石の愛好家が多いのも特徴です。
フローライトの眩い輝きは高次元に導き、ラブラドライトのようにクリエイティブな直感を助ける石と言われています。
ラテン語で「流れる」を意味する”fluere”から名づけられたフローライト。その名の通りフローライトを見ていると水の流れを見ているような気分になります。ガラス質なので乾燥により割れやすくなります。時々保湿してメンテするとよいでしょう。
ダルネゴルスクはカルサイトなど他の鉱物が成長時に干渉するため、とても奇抜な形をした水晶が生まれます。インターフェレンスクォーツ(成長干渉水晶)とも呼ばれる水晶で有名な産地ですが、フローライトも透明感のあるまるで水晶のような結晶が採れるようです。
天才の石と呼ばれるフローライト。宇宙の光のような人類の進化を導いて来た明晰さがフローライトの輝きにはあるのかもしれません。文明は科学の発展によって築かれますが、フローライトには人類の進歩を促すような、導くような、どこか教え諭すような魅力があります。数学や物理など理系の先生のような高度に知的な存在。私たちの脳を刺激し、閃きを促し、理性的な思考へと導きます。芸術分野でも創造や想像のインスピレーションとしても名高いフローライト。クリエイティブな部分を刺激し、眠っている意識を目覚めさせ、活性化を促しているのかもしれません。
ダルネゴルスクは日本海側に面したロシアの沿海地方の町。内陸部にありますが鉱山残業で生まれた町で、市の紋章が水晶のクラスターであるほど水晶の名産地でもありますが、フローライトも個性的で水晶のように透明な石が採れるようです。
日本列島がまだ大陸と地続きだった数百万年前、ダルネゴルスクのあるロシアの沿海地方は日本列島とドッキングしていました。この地方で独特の鉱物が採れるのは日本列島が切り離されるような地殻変動があったからで、それはまるで子供が母体から離れるように島が生まれる出産のような出来事があったのかもしれません。遥か遠い昔にロシア沿岸部から出航したのかなと思うと、ダルネゴルスクに母港のような郷愁があるのかもしれません。
透明なフローライトは初めてなのですが、水晶よりも柔らかい光とクリアな透明感がやさしく癒されます。ガラス質に鮮やかな色彩が人気のフローライトですが、透明なフローライトは石の性質が持つ魅力を教えてくれます。
販売価格 |
SOLD OUT |
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型番 | FLU0065SP |